7月3日、はれ 今日、牧さんと名古屋に行ってきた(エッヘン)。せっかく、全国にむけての作戦をいろいろきこーと思ってたのに、ずーずーしいあの赤毛ザルもついてきて、あんま作戦の話はできなかった。あのサル、500円しか持ってねえのについてきて、まったくどういう神経してやがんだ!新幹線でもダンゴは食うは、弁当はたいらげるはで、けっきょく牧さんにいろいろ払わせてた。牧さんは、カードも使ってはらってた。すげー大人って感じだった。桜木が「ぜってーかえすからな」って言っても、「あてにしてない」だって。すげー!!俺も、神奈川ナンバーワンの座を牧さんからつぐためには、2万円くれえでごちゃごちゃ言ってらんねーと思った。思ったけど、うーん、やっぱ2万円って大変だよなあ。 名古屋について、愛知の星って言われてる諸星さんの試合を見に行った。そこで牧さんは、いろんな奴らに「牧だ、牧だ」と言われてた。「すげー、さすが牧さん!」と思った。サルもそん時ばかりは「すげえ」って 試合が終わったあと、城の上に乗っかった、でっけえ サルが「午後は練習がある」とか言って帰ったあと、牧さんと諸星さんに会いにいった。かっこいいのに、よくしゃべって、すごく明るい人だった。全国せいはを目指すどうし、バスケのいろんな話をした。諸星さんは、「今回こそ沢北とあたりてえ」って言ってた。沢北の本気を引きだしたいんだそうだ。そしたら牧さんが、「去年あたった時も、本気だしてなかったからな。」と言った。俺は、「えー!マジっすか?あれで本気じゃねえの?」と驚いてしまった。諸星さんはそれから、俺の名前のこととか、すげえいろいろきいてくれた。「織田信長っていえば、市内にでっかい城があるだろ。見た?」ってふってくれた。そしたら牧さんが、「それはあづ(ず?)ち城だろ、びわこのほとりの(くー、びわこって漢字書けねー!!)。もう残ってないけどな。」って教えてた。さっすが牧さん!諸星さんも、「ちぇー、牧にはかなわねえ」って 帰り、諸星さんが名古屋駅まで!送ってくれた。牧さんは、みやげに赤いミソを買ってた。神さんとか高砂さんとかにもたのまれてたみたいで、たくさん買ってた。そんな牧さんを見た店のおばちゃんが、「おくさまにも喜ばれますよー」って言った。それで、牧さんの口かずがへってしまった。俺は、「牧さんは高校生ですよ」っておばちゃんに教えたけど、諸星さんはなみだが出るくらい笑ってた。店のおばちゃんはすごく悪がって、おまけで赤いミソをくれた。「もらっとけ信長。その味がわかるようになったら、おまえも大人だよ。」と諸星さんも言ってくれた。晩ごはんに、母ちゃんがそれでみそしるを作ってくれた。なんか、フツーのミソとは違う気がした。色のわりには味がうすいような…。大人の味ってやつだな、きっと! よし、今日はもうねよう。あー、なんか俺、全国せいはの夢とか見そーだよ! |
せっかくの素敵な小説にこんな挿し絵でホントごめんなさい!!