Faithful dog
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特用ピーナツの袋を片手に衛星放送を観ている仙道の横で、居間に入ってきた牧が立ち止まった。 「……随分と懐かしい映画をやってるな。しかもシーズン2じゃねぇか」 「最近はドラマや映画のシリーズ物一挙放送ばっかだよ。金がないんだかやる気がないんだか知んねーけど」 「2か3のどちらかのラスト、観てない気がするんだよな」 「牧さんも食いながら観る? これ終わったらすぐ3も4もやるよ。まあ4は面白くねーから俺は観ないけど」 「ピーナツはいらんが……」 のってこないと思いつつ誘ったが、意外にも隣に彼は腰掛けてきた。 しかしすぐに席を外したので、やっぱり仕事に戻るのかなと思いきや。戻ってきた手には菓子の袋と麦茶があった。どうやら本格的に観る気になったらしい。 「チョコフレーク食うか?」 「んーん。これ食ってっからいらない〜」 映画が終わりCMになって牧さんが軽く首を鳴らした。 「ラスト観てたわ。途中で思い出した」 「そーなんだ。じゃあ3も観る? 俺は3ほとんど記憶ないから観るけど」 「……観るかな。どうせ仕事もあらかた片付いたし」 「んじゃ鑑賞会続行ってことで。アイスコーヒー飲むけど、牧さんも飲む?」 「うん。サンキュ」 仙道が立ち上がりかけたのと牧がテーブルの上のリモコンへ左腕を伸ばしたのは同時で、前のめりになった牧の肩に仙道の右肘が直撃してしまった。そのはずみで食べ残した大量のピーナツが袋から派手に牧へ降り注いだ。 「わ! ごめん! 肩痛くない? エルボーくらわしちゃった」 牧は足を軽く広げて座っていたため、太腿の間や腰回り周辺にたっぷりとピーナツが散っていた。 「いや、痛くはない。驚きはしたが」 「そっか。よかった」と苦笑いで仙道は牧の周りに散ったピーナツを拾いはじめる。 「いいよ。俺が拾っておくから、先に何か手を拭くものをとってくれ」 ちらりと牧の手を見れば、右手指はチョコレートで汚れていた。 「大丈夫、こんなん俺がすぐ全部回収するから」 仙道は牧に取り合わずにせっせと拾い続ける。少々乱暴に、つかみ取っては袋へ突っ込んでいった。 残りは太ももの間に落ちた分だけと手を伸ばしたが、奥に転がっていってしまった。もう少しと指をのばそうとしたところで、牧の両足に手を挟まれてしまい、仙道は思わず牧の顔を見上げた。 「もういいからティッシュとってくれって」 「何で足閉じんの? あとはそこにある数粒だけなのに」 「立ってから拾えば早いだろ……」 突然の甘く短い吐息に、仙道は驚きにまじまじと牧を見てしまい視線を外された。 「お前の腕や指が腿に触れてくすぐったくて嫌なんだ」 大変苦々しく、かつ恨めしそうに牧が言い放った。 完全に照れ隠しで作っているしかめっ面に目を輝かせた仙道は己の唇を一度舌で湿らせてから口を開いた。 「そうかなぁ。触れたつもりはねーけど」 「…………」 答えずに逸らした彼の目尻はほんのりと赤みを帯びている。 「随分と今夜は敏感だね。疲れてるせい? それとも今夜限定じゃなかったりする?」 埒が明かないと思ったのか、牧が無言で立ち上がろうとした。その肩をピーナツの袋ごと仙道が押さえつける。まだ足の間近くにあった右手で即座に牧の太腿をきつく掴むと、牧がぎゅっと体を固くしたのがダイレクトに伝わってきた。 「足を掴むな。俺の話を、っ、聞いてたか?」 右手指の力を緩めて揉み上げれば、牧の言葉があからさまに乱れた。 「もちろん」 返事と同時に仙道は牧の両足を己の左足と右手で大きく割った。拾い切れていないピーナツがソファの上やその下、そして牧の股座の奥へと転がっていく。 すかさずソファの隅へ袋を置いて自由になった左手で牧の内太腿を押さえつけ、右手で牧の股座の奥のピーナツを追う。 「お前っ、どこに手ぇ突っ込んでんだ!」 文句を並べようとする唇を仙道キスで一旦封じてから、牧の耳元へ顔を寄せた。 「あんたなりの下手なお誘いは重々理解しましたよ」 「なっ何でそーなるんだ! 誘ってねえ!!」 「俺に内腿まさぐられてるみたいで、見てるだけで感じちゃったんでしょ? 俺はそんなあんたを知ってその気になったんだし。いーじゃないすか」 仙道は「明日は寝坊したって、夕方からなんだから全然間に合うんだし」といい笑顔を向けた。もちろん牧から盛大な罵倒や抵抗を受けることを承知の上で。 しかしこれまた意外なことに、牧は即座に叱り飛ばしては来なかった。 それどころか浅く唇を開いたまま黙り込んでいる。静かすぎる反応に、もしかしたら本気で機嫌を損ねたかと一瞬冷やりとしたが。それにしてはどうも様子がおかしい。 真意を探ろうと瞳を覗き込むべく仙道が前傾姿勢になると、牧が眉根をひそめてキュッと下唇を噛んだ。 どうやら太腿の内側を掴んでいる手の動きに意識を取られていたようだ。そこへ圧がかけられて、また感じてしまったのが悔しかったのだろう。 仙道は気をよくして淫猥に両掌を揉み上げるように蠢かした。手のひらに内股の筋肉がピクピクと跳ねる感触が伝わってくる。快感を更に引き出そうと撫で上げれば牧の腰が左右に揺れた。 思わずにんまりと細めた目を牧は嫌そうに見返してきたが。 「……仕方ない。その気になったってんなら、付き合ってやる」 だからひとまずどけろと、牧はため息交じりに片手で仙道の手首を払い除けようとしてきたけれど。仙道は更に体重をかけて牧の動きを封じた。 「準備、しなくていいよ」 「……なんだ、急に気が失せたか? それとも3を観る気に戻ったか?」 「どっちでもないよ。今夜は準備がいらない方法でしよ?」 二度ほど瞬きをした牧は唇を一度開き、そうして再び閉じてから言葉を発した。 「たまにはそれもいいか」 仙道は返事のかわりの破顔を牧の頭部へ擦り付けた。 触り合うだけなら照明を消してソファですませればいいだろと言う牧をなだめすかし、仙道は牧を寝室へと引っ張りこんだ。 「俺が脱がせていいの?」 仙道は自分の着衣をポイポイと脱ぎ捨てながら尋ねた。 「だからわざわざ脱がなくても、前だけ開ければすむ話だろ」 そう言いつつも仙道が脱ぎきってしまったため、牧も上着を脱ぎはじめた。 牧が訝しがる前にと、仙道はまだ下着を履いたままの牧を抱きしめながらベッドへダイブした。二人分の重い衝撃にベッドが鈍い悲鳴をあげる。 「最後の一枚は俺にさせてよ」 仰向けで軽く膝を立てた褐色の長い両足の間に仙道が座り込む。こんな雰囲気も何もない状態ながらも、ほんのり兆している中心部が愛しくて、ゆっくりと撫であげながら確認をとる。 「いい?」 「好きにしろ。それより、そんなに離れられたら手が届かない。こっちにケツ向けろよ」 「俺のことは気にしないで。お言葉に甘えて好きにさせてもらうから」 彼の男らしく形の良い眉の片方だけが僅かに上げられた。了承したのは下着を脱がせられることだけだと顔にでているけれど、黙って頭の下の枕の位置を直して天井を見上げたので、甘んじて受け入れてくれたととっていいだろう。手ではなく口でされるのかな、くらいに思っているのかもしれない。 (こういうトコ、こんなに長いこと一緒にいるのに学習しないよね。そんなトコも大好きだよ) 腹の中の言葉はおくびにも出さず、仙道は牧の両膝の裏に手を添えてしっかりと膝を立たせた。 最初は優しく撫でさすっていた仙道の指は、徐々に強弱をつけて揉みしだくような動きに変わり、優しくついばむようだったキスはいつしか吸い付くようにきついものとなり。牧が息を乱される自分を忌まわしく思うことすら考えられなくなる頃には、幾度となく甘噛みされ熱い舌で舐め上げられて、もうキスマークなどという言葉では表現できないほどに牧の両内腿は広範囲にうっ血していた。 とうとう逃げ出すことを諦めた牧の真っ赤な目縁から、涙が枕へ吸い込まれていく。 「もっ、もう、……はぁっ、も、やだ。……なんでっ」 熱い吐息の合間の切れ切れの質問に、仙道は漸く牧の太腿から顔を上げた。 「俺のせいで内腿感じるようになったって言うから」 「お前がしつこいせいだ! 好きでそうなったんじゃない! このところ必ずお、おまえ、が……、そこも一緒に、弄るからぁ」 怒っている最中にも足の付根から腿にかけて浮かぶ筋を甘噛みされてしまい、牧の語尾が甘く伸びた。それが不本意だったようで、八つ当たりに仙道は頭をパコンと叩かれた。 呼吸がままならないせいで、あやしい呂律と震える彼の声音はとても痛々しい。好きな子を泣かす趣味はないのに、おかしな気分にさせられてしまう。 「うん。だって内腿って広い範囲だから、どこがどのくらい感じるようになったのか、俺が責任持って知っておかなきゃだから」 「なんだそれ! あっ、あっかした! 今日のでぜったい悪化した!」 「悪化って言葉は不適切だよ牧さん。そこは性感帯に進化したって言ってよ」 仙道はいい笑顔で牧の内腿の付け根へ親指を深く埋めると、ぐりぐりと押した。 「あっ、や、やめろ、んうっ! や、あ、あ、」 逃げられないように途中から仙道は牧の横にまわって上半身で牧の胸から下を押し潰していた。そのため時折、喉や鎖骨に牧の盛り上がった中心部が触れる。その度に牧は苦しそうに枕の上で髪を振り乱した。 「ねえ? ここさぁ、スリスリさわさわしたら腰がすごく跳ねるけど、ぐぐぐと押すとじんわり漏れるよね? どうされる方が好き?」 「うっ。……てめー……あとでころ、ころしてやる。人の体であそびやがって」 「遊んでません、失礼な。真剣にパートナーとして検証してるんでしょうが。まあ今夜のコッチは自分で育ってくれてますけど?」 汗と先走りで濡れた下着が一番窮屈そうになっている箇所を突然顎先で突付かれて、牧は喉をそらす。 感じ過ぎて歯を食いしばり新たな涙で枕を濡らす様子が流石に可哀想になり、仙道は殊更優しい声音で囁く。 「随分苦しそうだから、脱がすね。あー……俺ももうあんたの反応だけでヤベーよ」 肌に張り付いている下着を丁寧に下ろすと、屹立の先端は透明な糸を引き、下生えは濡れて蒸れた雄の匂いを放っていた。視覚と嗅覚を同時に強く刺激された仙道の喉が鳴る。 (直接は可愛がってないのにもうここまでなんて。すげえエロいんですけど。内太腿から尻の下半分は完全に性感帯に仕上がったな。数ヶ月頑張ってよかった〜。ヨシヨシ。グッジョブ俺) 満足感と共にずんと自分の中心が重みを増して、仙道は思わず両手をベッドについた。そのせいで目視してしまった自分も全然触ってないのに、すぐさま暴発しそうになっていて焦る。自覚してしまうと我慢しすぎていて少し痛くなっていることに気づく。 いつも俺はこうだ。この人を攻めたてて夢中にさせようとすればするほど、いつの間にか自分のほうがどうしようもなく切羽詰まっちまうんだ。 仙道は奥歯を噛みながら、牧の両膝を閉じさせて胸の方へと押しやった。 「くっ、くるしい。これやだ。くるしい」 「ごめん。ちょっとだけ我慢して。多分俺、みこすり半で終わるからっ」 早口で情けない宣言をつげると、仙道は己の屹立にローションを手荒にかけ、一気に牧の両太腿の間に押し込んだ。汗で濡れるみっしりとした筋肉に擦られた先、柔らかな牧の隘路に先端がぐっと突き刺さる。いい。中とはまた違う気持ちよさに仙道の全身が瞬時に燃え上がる。牧も執拗な愛撫で過敏になった内腿が感じすぎて辛いのか、胸元まで赤く染め上げて首を左右に振り声を絞り出した。 「や! やだやだやだやだ、やめ、そこやめ、んんんん〜〜〜!」 「すぐだからすぐだからすぐ、すぐ……あ、くぅっ!」 お互い何もかもがギリギリ過ぎたせいで、過去最速更新なのではと思うほどに呆気なく。ほぼ同時に放出してしまった。 * * * * * * 背を向けて口をきいてくれないシーツの塊には見えていないとわかっていながら、仙道はシーツに額をつけて謝った。 「ごめん。本当にごめん。だって一回目は流石に早すぎてちょっと信じらんなくて。や、牧さんがじゃなくて俺がね? いっぱいいっぱい過ぎて、袋とか間とかもっと擦って気持ちよくなってもらいたかったのに何もできなかったのもショックだったんだ。で、二回目こそはっブヘッ」 まるで顔を上げるのを狙ったようなタイミングで枕を顔に叩きつけられた仙道は、そのまま衝撃を逃がすため後ろへ派手にひっくり返った。跳ね返った枕が床にどさりと落ちる。そうだった、昨夜から新しい枕にかえたのだ。パイプが固くて、いなしたのに冗談抜きで鼻が曲がりそうなほど痛い。 それでもやっとリアクションをくれたので、仙道は急ぎ身を起こして果敢に食いつく。 「俺も最初は三回もする気はなかったんだよ? つか三回連続で素股は」 急にバサリとシーツを投げ捨てるように牧が起き上がったため、驚きに仙道の口が止まる。 「もう喋るな。……大きい声は頭に響く」 牧の顔を恐る恐る伺うと、怒っているというより恥ずかしくバツが悪そうなもので。つい正直に『牧さん可愛い』と口走りそうになったが、火に油かと仙道はぐっと堪えた。 そんな仙道の気持ちを知らない牧は顔を両手でゴシゴシ擦ると、ふっきるようにフーッと大きなため息をついた。 「もう何も言うな。好きにしろという意味を曲解させたままだった俺にも非がある。だが加減はしろといつも言ってるだろ」 「うん。ごめんねバカで……。あ、ちょっと待ってて。水とバスタオル持ってくるから」 「ついでにスマホも頼む」 「了解!」 ヘッドレストへ背を預け、受け取ったタオルで下腹部の辺りを隠した牧はスマホで文字を打ち始めた。 声が掠れてスカスカだから喋りたくなくて、不満や俺の加減知らずについてのお叱りでも書いているのだろうか。まさか、実は口もききたくないほど内心腹を立ててるとかじゃないよな……? などと不安が胸をよぎり聞いてみたくなるが、仙道はぐっと堪えて大人しく牧の足元に腰掛けた。 「……明日の中華だが」 「はい」 「俺は行かない」 「え、何で?! 後ろ使ってないから、辛いもん食っても平気でしょ? 俺、一応そこは考えての提案だったんすけど」 「俺に横浜中華街の店までガニ股で行けと?」 牧はバスタオルの裾を少し持ち上げて覗かせた。常ならばなんと扇情的な大サービスと歓喜するところだが。見せられた内腿は赤紫に変色して、部分的にうっすら腫れており大層痛々しかった。内腿の皮膚は鍛えられようのない箇所であり、だからこそ敏感で育てることが出来たけれど。それだけ弱い部分なのだと失念していた自分が招いた大惨事に深く項垂れた。 「本当にごめんなさい……俺は大馬鹿野郎だ。オロナインとガーゼとってきます……」 「そこまでしなくても……いや、明後日の朝までに治さないといけないから持ってきてもらうかな。あ、話を戻すが、明日の欠席を流川に連絡した。お前は桜木と流川と食ってこい。俺の分の料理は二人に食ってもらえ。あいつらなら余裕だろ」 話の途中で着信音が響いた。牧がスマートフォンに目を落とす。 「流川からだ」 あまりの返信の早さに仙道は大いに驚いたが、受け取った本人は全く驚いていなかった。どうやら流川は彼にはいつも返信が早いようだ。俺には既読スルー多用で滅多に返事すらよこさないくせに、あの野郎……。 「すまん。ちょっと……うーん……」 珍しく牧は流川とのSNSでのやり取りにかかりきりになってしまった。 初夏といえど先程まで沢山汗をかいたあとだからと、肩を冷やさないように牧へシーツをかけてから、仙道はしょんぼりと着替えはじめた。 話が終わったようで、着替えた牧が寝室から出てきた。 「会計はお前が四人分払うことになったから」 「わかりました」 少し早い暑気払いの名目で、明日は四川料理店で四名予約していた。辛い料理を皆でたらふく食べようと、けっこう高く品数も多いコースを選んだ。当日キャンセルは出来ないのと牧さんの分は俺が払うのは当然として、桜木や流川の分まで俺が払うことになるとは。こんなことなら、もうひとつランクを下げたコースを選べばよかった。メニューによっては持ち帰りができるものがあるとしても、お詫びに牧へは別にお土産も沢山用意したい。……けっこうな出費になりそうだなぁ。 TVの電源も入れずぼんやりしている仙道を、牧がじっと見てきた。 「他にも何か?」 「いや、聞かないんだなと思って」 「何を?」 「お前が全員分奢ることになった経緯を」 「そりゃ皆、あんたに会うの楽しみにしてたもん。しかたねーすよ」 それよか薬たっぷり塗った? ベッタベタになるくらい塗ってガーゼで抑えて寝たら、明日にはかなり良くなるはずだよと続ける仙道に、牧は困ったように眉根を寄せた。 「……仮にいくらか楽しみにしてたとしても、俺が行かないからと二人分支払う必要なんておかしいだろ普通」 「え。…………まさか俺が牧さんの両太腿をダメにするほどしつこく触って素股したって書いたんですか?!」 仙道の額から一気に血の気が引いた。あの牧さんバカの流川にそんなことが知れたのなら、中華を全員分おごる程度ですむわけがない。絶対に殴られるに決まってる。 「誰がそこまで詳細に書くか、バカ。ただまあ、お前はどれだけ俺がやめろと言っても加減しなかったから……流川に一言、小言でも言ってもらおうと思ったんだ」 牧はスマホの画面に表示されたやりとりのログを仙道へ見せてきた。
珍しく長くやり取りをしていた内容の全貌を手に、仙道は泣きたくなった。 *end*
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『You made my day.』から数年後の設定。SNSで流川の言葉遣いが良いのは予測変換ばかり使っているのと、
牧への敬語から。タイトルは「忠犬」。皆、牧のいうことをきく良い男たちです(笑)
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