「ね。終わってシャワー浴びたらさ、昼飯どこで食おっか。昨日言ってた蕎麦屋の天丼にする?」
「おい……人目がないからって甘えやがって」
「あ。それ恋人つなぎっていう手のつなぎ方なんだって。もしかして知っててやったの?」
「知るわけねーだろ。なんでそんな呼び方がついたんだ?」
「さあ。肩を抱けたり抱かせたりの関係なんて恋人くらいだからかなぁ。
 ……牧さんちょっと照れてる? 頬が赤いよ?」
「お前だって顔赤いぞ。ほらもういいだろ、離れろ。暑い」
「いーじゃん、あともうちょっとだけ〜」



大学生の二人。仙道のところに泊まった翌日、それぞれが趣味を楽しみにいく途中というシチュです。
休みの日でお泊りデートだからと、牧がおそろいの指輪をしてきたのが嬉しくて、とってもご機嫌な仙道。
そんな恋人が可愛くて、牧もデレて珍しく自分から指を絡めてしまったご様子。ヨカヨカですなあ。
そうそう、仙道が恋人つなぎと申しているけど、こんなのただ手指を絡めただけですよね〜(笑)

この絵は仙牧アンソロジーに寄稿したものの縮小版です。しまや出版さんのテンプレ使って描きました。
実はこの頃は絵のスランプで、描いても描いても牧の顔が納得いかず。
でも締切があるからスランプを抜けるまでといつものようにのんびり構えてもいられないため、
恥を忍んでダンナに見てもらい、どこを直したら牧に見えるか教えを請うたのでした。
絵など描かない&美術2のダンナながら見る目はあるので、
「顎が細いね。あと肌が白い。もっと焦がさないと牧じゃない」と助言をもらい直したのでした。

そんなこんなで直しはしたものの「これホントに牧に見えてるんだろか……」と不安になるこの絵を、
なんと光栄にもアンソロのTOPページに載せていただいたという……色々な意味で大変思い出深い一枚です。
仙牧アンソロジーをお持ちの方は見比べて、印刷物とネット上での色味の違いなどを楽しんで下さいませ〜。
まだアンソロをお持ちでない方は、虎さんでネット通販されてますので今すぐGOです!
総勢25名の作品が一冊にぎゅっと詰まった豪華本なんて、仙牧史上初で大変貴重ですぜ!(≧▽≦)













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