「この辺にホテルあったよな。寄ろうぜ……今夜は俺に抱かせろよ」
「なに言ってんだか。どうせベッドに横になったとたんに寝ちまうくせに」
「まだ根に持ってんのか。寝ないって。なあ……いいだろ?」
「酔っ払いの戯言は相手にしないことにしてんの、俺」
「随分冷たいな。体の芯から温めてやりたくなる」
「あんたホントにこのコート着た俺が好きだよね。家でも着てやろうかまったくもう」
「そのスーツもコートに合ってる。これほど着こなせる男はモデルでもそういないぞ?」
「はいはい。この下り坂おわったらタクシーひろえる道に出るから。それまではしっかり歩いてね」



プロバスケ選手の二人。スーツはめったに着ないので、牧は仙道の
フォーマルな格好を見るとぐっときちゃうの……なんてのも良くないです?
しかも牧の見立てで買ったコートも着てたりなんかしたら、もうメロメロ……なんてねえ?

シチュとしては、チームのスポンサー会社のXmasパーティに出席させられたあと、
うまいこと二人で抜けでて、なじみの店で沢山食べて飲んだ帰り道。
ほろ酔いで上機嫌な牧が、おふざけ半分、本気半分で絡んでるところです。
すごく酔ったふりをしてるのは、素直に仙道をほめちぎりたいのと、ちょっとイチャつきたい気分だから。
仙道は牧の顔色からそれほど酔ってないのがわかってるから、適当にあしらってるのでした。
若い頃、その気になってホテルに連れていったら、風呂から出ると牧はベッドでぐっすり寝ていた苦い思い出(笑)

雪が降ってる描写に力を入れてみました。上の絵↑をクリックすると、ちょっとほんわり暖かそうな色味が見れますよん。


色調加工前で少し大きいサイズの部分カットを牧のカメラ目線(笑)にしたものを、
クリスマスカードがわりに置いておきます。



皆様、暖かくして楽しいクリスマスをお過ごし下さいv














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