牧
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「そろそろ帰る。コーヒーご馳走さん。美味かったよ」 (今夜じゃなければ、もう少しいれたんだが。残念だ) |
仙
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「え。帰るのまだ早くないすか? 来てそんな経ってないすよ? もう少しくらい」 |
牧 | 「いや、もう帰らないと。明日早いんだ」 (すまん、仙道。持ち帰り仕事があるのに寄っちまって……) |
仙 | 「あ! 牛乳買っといたんです。牧さんカフェオレ好きでしたよね?」 |
牧 | 「ああ。でもコーヒー二杯もご馳走になったから、もういいよ」 (そんなに必死に止めてくれるな。あ。仙道の手が俺の肩に……あ〜帰りたくねえなぁ) |
仙 | 「そうだ、酒は? ビール冷えてますよ。つまみ作りますから、ちょっと飲みましょう!」 |
牧 | 「だから……」 (ここで振り向いて顔見ちまったら、絶対終電逃す。あぁ、仙道が可愛いくて辛い……) |