「何でこっちだけなるのかなぁ。まあ縦結びでも別にいーんだけど」
「……よし、できた。あれ? ……ん。出来た」
「おー、流石牧さん。ありがと、わざわざ結んでくれ……たのに」

言ってるそばから、綺麗に結ばれた靴紐がまたピョコンと縦になり、二人は顔を見合わせました。

「もう一回だ。これでどうだ。……くそ、まだダメか」
「……牧さん最近かなり茶パツだねぇ。傷んでる……わりにはツヤがあんのは何で?」
「形状記憶合金かよ。何度やっても縦結びになるぞ?」
「もーいーよ、解けなきゃ別に。もう行こうよー、帰り遅くなっちゃうよ」
「途中に靴屋あったら靴紐買ってやる。何か腹立つ」


新しい靴を慣らしたいと仙道が言うので、長距離ランでもしようとなった休みの日の午後。
準備万端、さあ行こうとなったところで。何故か仙道の左靴紐が縦結びになる……というシチュ。
はい、自分でも何でそんなシチュをと思いますが(笑) でもでもね、ふと
帝王に靴紐結んでもらうとか贅沢なのでは……と思いついたら描きたくなったの。
そして色を塗っていたらこんな会話に。仙道の質問に牧はスルーしてますね(笑)

アングル的に仕方ないのだけど、仙道の足が小さく見えて残念。誇張して大きく描けばよかった。
(身長からしたら仙道は29くらい、牧は28くらいかな。玄関広くないと大変そう。
靴箱もスリムタイプだと横にしないと入らないんだろうな〜)なんて。
そんなことを考えながらDOLL用玄関を作っていたことを、塗りながら思い出しました。

二人のウェアの色。最初は黒でイメージしてたんだけど、画面が暗くなったので変えました。
190と184の大柄な二人が真っ黒づくしで並走してたら、妙な迫力出そうですよね(笑)











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