「てめー、ぜってー腹こわすぞ! 半分よこせ、食ってやっから」
「えらそーに……。『半分食べさせて下さい』って言え」
「バッカ、おりゃークレープが食いたくて言ってんじゃねえ」
「あっそ。ならわけてやんねー」
「だーら俺はてめーの腹具合を……。チッ。勝手にしやがれ」
「……しかたねー。半分食わしてやる。ありがたく思いやがれ」




「牧さんクレープにしたんだ〜。いいね、チョコバナナ」
「お前は牛乳ソフトか。……ソフトも美味そうだな」
「もちろん半分は牧さんの分に決まってんじゃん。はい、あーんして」
「じゃあクレープも半分お前にやるよ」


一枚目の全体図にもありますが、これは2018年の夏に描きました。
花流サークルの清信さん(DINHA&HIROPON)の夏コミ新刊へ寄稿したイラストです。
白黒原稿をカラーにしてこちらでUPしてみました。
全部フルカラーにするのは大変なので、MSMな部分だけ塗りました。へへへ。

花道は流川のお腹を心配してるんだけど、素直に言えないの。
流川も本当はわかってるから、結局半分あげるのです。
シャイというか言葉が極端に足りない、でもお互いに相手のそんなところが好きという、
周囲に理解されがたい、でも本人たちは大満足なラブラブ花流です♪

仙道がソフトの上半分を食べさせようとするので、牧もクレープの上の具が多いところを
仙道に食べさせようとしますが、「俺は具よりクレープ生地を食うほうが好きなんで」と、
下の部分を食べたがります。甘やかしたがる年下彼氏の気持ちをわかっている牧は、
仙道を立てて「美味いとこばっか、サンキュ」とお礼を言うのです。牧より仙道の方がご満悦(笑)
こちらはもう、周囲も苦笑いしちゃうくらい、無自覚でラブラブな二人なの♪

なーんて妄想しながらダブルデートを描けて、とても楽しかったですv










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