「Promise at the beach」


水面を照らす夕焼けが乱反射し、ちらつく光に目を細める牧は内側から発光するようだった。
静かに打ち寄せる波に溶け込むような牧の低い声が仙道の耳にやさしく届く。



「なあ、仙道。…また来ないか。次は二人で」

多くを語らない牧の言外に潜んだ本音を、仙道は正しく受け取った。
ふたつの体がひとつじゃないのがもどかしい。
今この瞬間に足りないものはひとつもなかった。
感動に近い深い充足感が仙道の胸を満たした。












* fin *







小説はブルボンさんが、牧の台詞だけ梅園が書きました。
絵から小説を書き下ろしてプレゼントしてもらえるなんて嬉し過ぎる〜!
拍手で下さったのですが、とっても素敵で掲載許可を頂いてしまいました。
多くを語らなくとも通じ合えている二人の尊さといったら、もうもうもおーう////
既に肉体の繋がりなど不要なほど通じ合っている関係に感動して涙が…。
あまりの美しい描写にも絵がついていけてないことだけが残念です!!
ブルボンさん、素敵な二人をありがとうございましたvvv