仙 | 「あれぇ? 牧さんちっとも飲んでないんじゃないの? 顔色かわってねーよ?」 |
牧 | 「ちょ、やめろ。何すんだ、離せよこの酔っ払い」 |
流 | 「牧先輩は運転手だから飲めねーんだよ。何で忘れてんだこのアh……」 |
花 | 「そーだ、聞いてくれって頼まれてたことがあったんだ。なぁ、センドーよー」 |
仙 | 「牧さんは今日もイイ男っすねぇ〜。顔までオレの手にピッタリサイズ♪」 |
牧 | 「離せと言ってるだろうが。おい、桜木がお前に聞きたいことがあるって。聞けよ」 |
仙 | 「なーにー?」 |
花 | 「センドーの好きな女の子のタイプ。晴子さんのお友達が聞いてほしーって晴子さんに頼んで、 それでたよりになるこのオレ様にって…っておい。聞いてんのかよ!?」 |
仙 | 「オレの好みのタイプ〜? えーと、まずは顔でいうと〜」 |
仙 | 「それから身長が184cmでぇ。…ん? 牧さんもしかして身長少し伸びたんだっけ?」 |
牧 | 「伸びてない。もうその辺で本当にやめてくれ。頼むから離してくれ……殴りそうだ」 |
流 | 「牧先輩……すんません……」 |
花 | 「ジイ……なんか……なんつーかその、悪かった……」 |
仙 | 「あれえ? 桜木も流川もどーしちゃったの、飲み過ぎた? すげー顔赤いぞ? あ、牧さんも真っ赤だ〜」 |
仙
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「オレさ〜、牧さんの好きなタイプ知ってるよ〜。牧さんより色白で、まっすぐな黒髪。そんでまつげが長くてぇ」 |
花
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「流川か? ジイ、そいつはダメだぞ!」 |
牧
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「落ち着け桜木。違うから。仙道、お前は家に着くまでもう黙ってろ」 |
仙
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「違うよ桜木〜。えーとね、そいつは牧さんより背が高くて、バスケも上手くて女子の声援が多いの」 |
花
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「やっぱ流川じゃねぇか! あ、なんだよジイ、ため息ついてもごまかされねーぞ!」 |
流
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「おい、やめろどあほう。牧先輩が困ってんじゃねーか」 |
仙
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「もーなんだよ〜、オレと流川かぶり過ぎてて面倒くせー。あ、そうだ。釣りが趣味。これならどう?」 |
牧
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「仙道、これ以上喋ったら、オレはお前とは三日間口をきかんからな」 |
仙
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「えー!? なにそれ酷いよ、なんで急に怒っちゃったの?」 |
牧
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「喋ったから四日間に延長する。…そうだ、そうやって滑る口を手で押さえてろ」 |
花
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「なー流川……ジイ、怖くね? 笑ってっけど、声がマジだぜ」 |
流
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「牧先輩」 |
牧
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「ん?」 |
流
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「牧先輩のお気持ちはありがたいですが、オレはもう付き合ってる奴がいるんで。すんません」 |
花
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「テメー、ありがたいってなんだよ!? オレ様という者がいながら!」 |
流
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「どあほう。社交辞令を知らねーのか。先輩を立てながら断る時の常套句だ」 |
花
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「ぬ……ジョートーク…上トークか。じゃあ、同期のオレらがしてんのは中トーク? いや、下トーク?」 |
牧
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「……流川、オレはお前をそういう目で見たことはないから安心しろ。桜木は中学の国語から勉強しなおせ。 仙道は今後、ビールのあとに日本酒を続けて飲むな」←笑顔ながらも怒りのオーラ全開(笑) |