仙道 | 「牧さん、これなんてどう? 絶対似合うと思うんだけど!!」 |
牧 | 「ゲエー…。どっから持ってきたんだよ、これ女物じゃねぇか」 |
仙道 | 「いえいえ、れっきとしたメンズすよ。リクエスト通り明るい色味でしょ!」 |
牧 | 「そ、そりゃ今日着てるコートより明るめの色が欲しいとは言ったが、こりゃないだろ〜」 |
仙道 | 「そうだ、俺がこれ買ってプレゼントします! そしたら着てくれますよね!」 |
牧 | 「冗談もたいがいにしてくれ。俺は真面目に買いに来てんだから。戻してこい!」 |
仙道 | 「チェ。めちゃめちゃ本気なのに……」 |
仙道 | 「じゃあこれ……明るめだから。似合いますよ」 |
牧 | 「革かこれ? スウェード? 合皮?」 |
仙道 | 「本物の革みたい。あー、だからこんなにするんだ。高いと思った」 |
牧 | 「……まだ革のコートは俺には早い気がする。もう少し大人の男の風格がついてからにしとく」 |
仙道 | 「そ、そっすか……」 |