仙道 | 「ねぇ、真面目に考えてる?」 |
牧 | 「失礼だな、考えてるよ」 |
仙道 | 「ど〜も真剣に考えてるようには見えないんすけど」 |
牧 | 「誕生日プレゼントの“物”なんてなんだっていいんだよ。ようは喜ばせればいいんだから」 |
仙道 | 「あ。急に強気に出ましたね。さっきまで女性の喜ぶ物などわからんって唸ってたくせに」 |
牧 | 「喜ばせれば成功。なら、何を選んだってイケメン仙道君が届ければ成功確実だろ」 |
仙道 | 「あんたは〜…。彼女に対する感謝の気持ちが足んねーんじゃねーの?」 |
牧 | 「何を言うか。俺の大事な男を一日貸し出していいほど感謝してるじゃねぇか」 |
仙道 | 「こういう時だけ大事とか言うよね。…なのに毎度まんざらでもない自分が悔しいよ」 |