そんな目で「もっと材料揃えて作れば良かったんじゃない……?」と言わないでくれ


今回はぷちな二人でひな祭りです!
某店頭でフェルト製の小さい雛人形が飾られているのを見ましてね。
可愛いな〜欲しいな〜でも財布的には厳しい……なら作るか、と。←安易
でも頭を作ると時間かかって今年のひな祭りには間に合わない……と考えた結果。
ぷちの二人でやればいいことに気づいたのでした。頭いい!←自画自賛

今回は家にある材料だけで作れたので、すっごく早く完成しました♪
詳細はあとで語るとして。早速ぷちな二人のひな祭りをお楽しみ下さいv


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♪ 灯りをつけましょぼんぼりに〜 ♪
2022年3月3日ひなまつりに、ぷち雛お披露目です。



「まさかひな祭で着物を着せられるとは思わなかったね」
「お前はまだお殿様なだけいいじゃないか。俺なんてお姫様なんだぞ。
 女装させられるなんて想像もしなかったぜ」
「マキさんに金色の扇子を持たせたかったんだって。似合ってるよ、扇子も冠も」
「……男に扇子が似合ってもなぁ」
「高頭監督も扇子似合ってるよね。冠は王者って感じでカッコいいよ!」
「そうか」
(あ。マキさんのご機嫌なおった。良かった〜)



「ねえねえ」
「なんだ?」
「お供えないの、さびしいよね。マキさん聞いてみてくれない?」
「そうだな。『おーい梅園さーん、お供え用意して下さーい』」
「すごい直球。でも一発で要求通りそう」(笑)
「撮影してるだろうから、近くにいると仮定して言ってみた」(笑)


二人が笑っている間に、お供えが用意されていました。


「わ! すげえ、さすがの鶴の一声」
「なんでも言ってみるもんだな」
「苺大福って美味しいよね」
「うん。でっかくて美味そうだ。早く撮影終わらないかな」



「……お供えってこれで終わりなのかな」
「終わりだろ? あ。ひなあられとか菱餅がほしいのか?」
「ううん。♪少し白酒召されたか〜 って歌にあるじゃん? 飲みたくない?」
「あるけど、酒はダメだな。未成年の俺たちにはまだ早い」
「え〜。マキさんマジメ〜」




「早く撮影終わらないかな。苺大福食べたい」
「そうだね。……俺、ちょっと足がしびれてきたかも。背中も疲れてきた〜」
「だな。でも空色の着物が似合っててカッコいいぞ。背筋伸ばして頑張れ」
「うん。マキさんも紫の着物似合ってるよ。紫って高貴な色なんだよね?」
「お? よく知ってるな。飛鳥時代、聖徳太子が制定した冠位十二階の最上位の色なんだ」
「あ、それ聞いたことある。他は青・赤・黄・白・黒の五色だっけ」
「そうだ。だからお前の青色の着物は紫の大徳の次にあたる、小徳という高い位なんだぞ」



「へえ〜。そうなんだ。マキさんは知識あるなあ」
「実は高頭監督が言ってたから覚えたんだ。だから他の色の位は知らない。
 海南が紫で陵南が青だったろ。チームカラーでまで競うとか、笑えるよな」
「笑える〜。田岡監督も何かにつけて海南をライバル視してたよ」
「監督同士がそれなのに、互いの主将がこうして仲良く並んで
 お雛様やってると知ったら、二人とも驚くだろうな」
「腰ぬかすんじゃない? その顔見てみて〜」(笑)



「…………ねえ、白酒って甘酒なんだし、未成年が飲んでもよくない?」
「違うぞ。白酒と甘酒は別物だ。どちらも白く濁った甘い酒ではあるが、
 白酒はアルコール度数が10%と高く、リキュールに相当する強い酒なんだ」
「そうなんだ……。マキさんは物知りだねぇ」
「……甘酒なら頼んでやるぞ? 出してくれるかはわからんが」
「うん、頼んでみて! マキさん大好き









すました顔をしていても、花より団子な二人でした。
甘酒で乾杯して楽しいひな祭りを過ごせそうですね(*´v`*)


* end *


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ひな壇の裏側の縞々柄を作るのを省略したらば、金屏風にばっちり写ってました;
ちょっと面倒くさがっただけなのに、まさか金屏風にバラされるとは。
来年まで覚えていれば、追加で縞々作り足そう……。

小4〜5年生の頃、手芸部に入ってました。当時はフェルトで人形や小物を作るのが
とても流行っていて、私もけっこうな量の小物を作りました。
その時使っていたフェルトを、今回沢山使って作りました! 物持ち良すぎ!
人生合計引っ越し回数18回。小5からだけでも14回も引っ越してるのに、
よくぞ持ち歩いてきたなぁと自分でも驚いちゃう。大事にしていた物が沢山、
引っ越しで失われてきたのに。なぜ使いかけのフェルトがいつまでも(笑)

そんな思い出(?)のフェルトで、ひな壇や着物、ぼんぼりの黒い部分を作りました。
特にひな壇は菓子箱を丁度いいサイズにするべく、余分を切たり折ったりと
紙が硬いため地味に大変でした。でも見栄えするので作って良かったな〜。

着物はめっちゃデタラメに、ある色を使って作りました。フェルト消費(笑)
一応、海南と陵南カラーを意識しました。むふ。
ホントはね〜仙道はもっと紺色っぽい着物にしたかったけど、在庫になかったの。
いつか着物の端切れで紫と紺が売られているのを発見できたら、
購入して上から貼り直して、柄のある着物にしてあげたい。

金屏風は正月飾りの補強に入ってた金の厚紙と黒いマステで作成。
笏(しゃく)・平額(ひらびたい)・扇子もこの厚紙を薄くはいで作りました。
ぼんぼりの下の台は百円玉を型にして、発泡スチロール板を切って
フェルトを貼って作成。柄はストローに黒マステ。
ぼんぼりは羊毛フェルトで作成。可愛いですよね、ぴんくのぼんぼりって。

苺大福は市販品。ダンナに「もっと可愛い皿はなかったの?」と聞かれたけど、
ちょうどいいサイズがないんだもの。あるものを使うのです。←変なトコ質実剛健(笑)

うちは子供がいないので、男雛と女雛だけの豆雛しかないの。
(MSM DOLLで一回だけ登場させたことがあります。わかった人はMSM DOLL通v)
それで十分だったんだけど、作ってみたら思ったよりいい感じに出来たので。
今年からはこの、男しかいないお雛様も飾っていきます(笑)

そうそう。男雛と女雛の配置ですが。関東ではこの並びですけど、
関西では逆並びですよね。これは時代にもよるものだそうですが、
現在の皇室では天皇は皇后の右側(向かって左)に立たれることから、
関東タイプが今の標準だそうです。道民の私も見なれてる関東並びにしました。

毎年言ってるかもしれないけれど。今年こそMSM DOLLの更新を増やしたいです。
秘密兵器(スタンド型ルーペ)もあるのでね。←ド近眼のド乱視の老眼+緑内障にはお宝☆
感想は大変励みになりますので、いつでも大歓迎でーすv(≧v≦)


< 追 記 >

なんと今年も七海さんから「はまさき」という立派な柑橘をいただきましたv
昨年もぷちな二人と一緒に撮影したのですよ。↓これね。


なので今年もと思ったら、ぷちをお雛様にしてた(笑)のでちょっと迷ったんですよね。
でも結局そのままお雛様で撮影しちゃいましたv
もちろん「はまさき」がちょっとでも温くならないように、すごいスピード撮影&速攻で冷蔵庫に
仕舞いましたとも。なのでどうぞ皆様は安心して写真をゆっくりご覧下さいv



「こんにちは。俺たちは『はまさき』の妖精のアッキーとシッチーです」
「嘘です。ただのレポーターのアキラとシンイチです」
「マキさ〜ん、ここは口裏合わせるところでしょ!」
「一目でバレるだろ。こんな着物着た妖精がどこにいる」



「それにしても大きくて立派なみかんだよね〜。俺、大好きなんだよ〜」
「俺も。このみかんは清美オレンジと、アンコ−ルみかんを掛け合わせ、
 マ−コットオレンジを交配させた新品種のみかんなんだって」
「だからカクテルオレンジのような爽やかかつ、濃厚な甘味なんだね」
「うん。内側の皮は薄いから、房ごと食えるのもいいよな〜」
「噛んだらブシューッって果汁が口ん中いっぱいに広がるの最高!」
「そうなんだよ。早く撮影終わらないかな。早くはまさき食いたい!」
「俺も! この冷え冷え食べごろな高級はまさきを早く頬張りたい!」

めずらしくアキラの方が食べたくて気が逸っております(笑)
このあと、夢のように幸せなはまさきタイムを過ごしたお雛様たちでしたv

七海さん、今年も立派な「はまさき」をご馳走して下さりありがとうございましたv