そんな目で「まるで一軒家の玄関だけど、住んでるのマンションじゃないの……?」と言わないでくれ


今回はとうとう、玄関を作りました〜!! 久々の大物工作です!!
正直、もっと楽勝で作れるかと思っていたのですが。想像以上に大変で、
うまくいかなくて四苦八苦。予想よりずっと時間もかかりとても大変でした。

まあ語りだすと止まらなくなりそうな苦労話はあとにして。
早速、二人のラブラブ生活を楽しんでいただきたいと思いまーす♪
今回も首や手など関節の継ぎ目はクリスタで補正。
壁の継ぎ目や天井なんかも補正・追加修正しております。頑張りました☆
今回は特に、あまり細部までは見ず雰囲気で流して下さいませ///;


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休日に牧へ梅園から『玄関のリノベーションが終わりました』という件名のメールが来ました。


「やるやる詐欺かと思っていたが、本当に作業してたんだな」
「玄関なんてどーでもいーから、いい加減俺の部屋を作れっての」
「何度も言ってるが、俺から頼んだら早いと思うぞ?」
「いーの。『牧さんに頼まれるなんて〜』とか喜ばせたくねーし、
 あとから恩着せがましく言われたくねーから」


玄関に通じる扉を開くと、二人は驚きに足を止めました。

「これはまた……随分と明るく広くなったものだな」
「……どうせ微妙に貧乏くさい感じだと思ったのに。これじゃもんく言えねーや」
「お前、梅園とケンカでもしてんのか?」(笑)
「……バレンタインの更新ねーんだもん」(小声)
「ん? 聞こえなかった。なんだって?」
「んーん、なんでも。明るくて気持ちいーなーって」



「絵にサボテンにカゴ……。あ、シャチハタと電子キーが入ってる」
「壁に額縁並んでると殺風景さが緩和されていいね。それにアロエベラも」
「アロエって傷にいいんだろ。あとヨーグルトに入れて食うとか」
「食えなかないけど、ヌルヌルだしすっげー苦いよ。市販のアロエはシロップ漬け
 だから全くの別物と思った方がいいかも」
「じゃあこれは鑑賞用と傷薬用ってことか」
「や、別に傷薬とかは考えてねーと思うよ」(笑)



「ね、靴箱の中なんて後でいいからさ、外玄関見にいこうよ」




「玄関扉も随分とでかいし立派だよな。一軒家みたいだ」
「この磨りガラスがいいよね、明かりが入るのがさ」
「こんな夏用サンダル出されても、靴下履いてんのに」
「午後から買い物ついでにオールシーズン用のサンダルも見に行こうか」
「そうだな。……この絨毯って洗濯とかできんのか? しなくていいもんなのかな……」




「すごいね。なんか外玄関も一軒家みたいだ。どうなってんだろ?」
「これってポストか? 今風だな」




「この上のふたを開けて郵便物を入れるんだね」
「で、この正面から出すと。へぇ……横に鍵がついてるんだ」
「郵便配達員も大変だよね、色々なポストがあるからさぁ。
 どっから入れんだこれ?ってのけっこうありそう」
「だよなあ。ご苦労さまです、だな」



「ライト、まだ昼間だけど中のガラスに光が反射して影がキレイだ」
「夜になったらまた見よう。それにしてもけっこう天井高いよな」
「ドアがでかいからかなぁ。まあ俺としちゃ楽でいいけど」


別の角度からとった写真が見れますよん。
「この表札、いいよね」
「ああ、洒落てるよな」
「マキって名前の女の人けっこういるから、仙道マキって女性が住んでると思うかな?
 仙道マキちゃん……なんか可愛い。ね、マキちゃん?」
「…………お前なんて籍を一緒にしたら俺の子供なんだぞ、アキラくん」



「俺はあんたの子になれんのは嬉しいけど? むしろ早くなりてーくらい?」
「……俺は大人には甘いが、自分の子はけっこう厳しく躾る怖い親になるぞ」
「例えば?」
「例えば……もうインゲンは食べてやらん、自分で食わせる。大人だから好き嫌いを
 容認してるが、子供は栄養を考えてアレルギーでなかったら食わす」
「あはは! そっかぁ、それはイヤだな〜。インゲンはあの噛んだときに キュッとする
 感じが苦手なんだよ。歯が浮く感じがするんだもん」



「子供じゃなくて良かったな」(ドアを閉めて中へ入ってしまう)
「あっ……」



「怒ってはいなかったけど、タイミングまずったみてーだな。
 ……まあいつかは、ね」



(……俺だってそうしたいのを我慢してるのに。 まったく気楽な奴だよ)







仙道の仕事上での便宜を考えて我慢しているマキちゃんでした。
大きな玄関扉だから二人とも頭を気にせず出入りできそうですね(*´v`*)



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仙道が最初ぶーたれてた理由は、バレンタインの更新という記念の記録が
今年はなかったから(笑) でもきちんと二人でバレンタインしたでしょうから、いいのです(笑)
表札にかこつけて結婚(養子縁組)の話を持ちかけた仙道ですが、流されてます。
まあこういう話はもっとじっくりと腰を据えてしていただきましょうということで。←鬼梅☆

さてさて、以下は作成の苦労話メインなので、興味のない方は読み飛ばしてね。

広々した今風の玄関を目指して、今回は資料を沢山用意して制作に取り組みました。
ドアひとつ、ポストひとつをとっても、すごい種類。センスのない私は選ぶのが大変でした☆
今どきの靴箱は三和土からはみ出るような作りもあるんですね。面白いので取り入れてみましたよ。

この備え付けの靴箱大小。実はハリボテなんです! 扉は開かないの!(笑)
4枚目の写真でちょっと開いてる風なのは、フォトショで加工したズルです!
や、最初は中の棚も作るつもりだったんですよ。でもダンナの「時間・労力・材料と沢山つかって
苦労して棚作ったって、どうせ一回くらいしか使わないんだからハリボテにすればいいじゃん」
という悪魔の囁きをうけましてね。確かに台所は全部棚や引き出しも作ったけれど、
結局あんまり活用してない……。ダンナがそれを知ってか知らずかはわからないけれど。
あまりに的を得ていたもので。楽が大好き梅園さんはハリボテにしたのでした☆
まあいつかどうしても棚を活用したくなったら、小細工か作り直ししますわ。

その代わり今回は玄関扉と床板にこだわりました。
扉は百均の薄い木材をカッターで切って茶色のニスを二度塗り。表と裏両方作らないと
いけないので、同じ作業を二回。3〜5mmと薄い木材でもカッターで切るのは大変手が疲れました;


玄関扉特有の重厚感を出すため厚みをもたせるべく、発泡スチロール板を二枚
(間に磨りガラス風のプラ板も)重ねて貼り合わせ……


周囲を木目のマステでぐるりと覆って、厚い扉が完成。いやはや手間がかかったのなんの☆
(写真は細い飾りドアの方です)


お次は扉の枠作り。扉が開閉するように金具をつけたり、うまく枠が噛み合わなくて四苦八苦。

こんなに手間で難しいとは作り出すまで気づかなかった……。もう二度とやりたくないです☆
あ、扉の取っ手などの小物は適当に作ったので、いつか気が向いたら作り直すかも。
あまりに枠が難しくてイヤになっちゃって、気晴らしで適当に小物作っちゃったんですよね(笑)

床板は百均の木目が印刷された厚紙を細く切って、茶色のニスで二度塗り。
切り口を黒の油性ペンで塗ってから、ダンボール板に一枚ずつわずかに隙間を作りつつ貼りました。
↓これは柄を考えながらちまちまとボンドでダンボール板に貼り付け作業中。

大変苦労したかいがあり、けっこう気に入ったので今後は別のどこかで使い回したい……けど、
他の場所とは床サイズが違うから使えないんだろうな。トホホ。

内壁は洗面所を作ったときの残りの壁紙を貼ってお洒落に。前回の失敗を踏まえて、
壁となる発泡スチロール板に強力スプレー糊を吹いた上から壁紙を貼りました。
それでも広い面積なため乾くと発泡スチロール板ごと湾曲する……(涙)
かといって木の板なんて用意できないし。涙をのんで諦めました……。ぐすぐす。
何で木の板を用意出来ないのって? お値段が高いしカッターでカット出来ないから☆

玄関の土間に敷いた絨毯は、実は梅園家の玄関に敷いたものの切れ端(笑)
いつか補修で使うかもと保管してましたが、まさか人形の玄関に使うことになろうとは☆
あまりの物持ちの良さに、流石に自分で呆れましたわ(笑)

外壁は百均のリメイクシートを発泡スチロール板に貼ったのですが。
ダンナの「百均のシールタイプの商品はク○」という持論は当たってましたわ。
どんなに伸ばしても折り目部分が直らない。粘着力も弱くてすぐ剥がれてくる。
諦めて強力スプレー糊をして貼り直しましたが、それでも折り目だった部分が浮いてくる。
しかもくっついたとこだけ発泡スチロール板ごと湾曲させてくれやがる○ソっぷり。
もうどにもこうにもならなくて、写真加工で修正しまくりました。すごい手間でげっそり……。
もし仮にまた使うなら、折り目部分は全カットして継ぎ接ぎしてスプレー糊しかない;
まあね、百均クオリティに文句あるなら正規品を買えというだけの話なんですがね(笑)
正規品はお値段の問題もですが、何より量があり1/6作成にはあまり過ぎるのです。

あとは、額縁風なチャームに牛乳パックや写真をはめて飾りの額縁を。
実家で使っている玄関マットを撮り、印刷して薄いダンボール板に貼って玄関マットを。
サボテンはサボテンマスコットをコーヒーがらを鉢風の器に入れて、水溶きボンドを流し固め。
牛乳パックでライト・表札・ポストを作ってマステやビニテで装飾。これで小物作成。
と、荒っぽい説明しましたが。どれも試行錯誤だったので地味に大変でした。
それでも木を加工するわけじゃないから、手が疲れないのが良いのです。

ポストは開閉で閉じられるようにするべく、薄い百均マグネットを使ってみたけど
磁力が弱くて全然使えなくて。仕方がないので本体に薄いマグネットを貼り、
扉にはクリップを貼って閉じ止まるようにしました。何故か頑張って作ってしまったけど、
いつか二人に郵便物とか来る話をやるのか私??←またムダになりそうな予感〜☆

ざっと語っただけでけっこうな文字数になってすみません。や、ホントに大変だったのヨ;
頑張ったわりに壁が歪んでるせいで組み立ても楽じゃないし見栄えもイマイチだけれど。
それでも玄関が出来たことですし。「おかえり」「ただいま」のやり取りをですね。
いつか二人にさせたいと思ってまりますv ……とはいえ、玄関だけで話が作れるわけもなく。
使うとなるときっと部屋や台所も設置しないと……OH NO!!(考えただけで頭抱え☆)

投げ出さず完成できたのは応援してくれたダンナとNさんのおかげです、ありがとうございましたv
今回はまるっと大物新作劇場だったので、楽しんでいただけて……いるといいなv♪
よければお気軽に感想や簡易コメポチをいただけると嬉しいでーすv(*^人^*)


< 追記 2021.4.30 >
感想はどれもとても嬉しく楽しくて、もったいないお言葉ひとつひとつに
メロメロになりつつ、感想を下さった皆様へ等しく感謝感激しておりますv
その中でこれは全く盲点だったと感心しまくりつつ大爆笑したのが。
発泡スチロールで断熱もバッチリですね!
と制作過程写真も見て下さったBさんの一言でございました☆(メールの一部掲載許可済)
北国育ちの梅園は無意識で断熱材をたらふく仕込んでいたのですね!!(爆笑)
きっと玄関は冬でもポカポカ。防音だってバッチリだから、牧&仙道のお二人よ、
安心して玄関でセッして下さってかまいませんのよ。←ムダにいい笑顔で☆
いやーもう最高☆ 今後玄関が登場しましたら、皆さんも心の中で
断熱材たっぷり仕込まれてるのねとほくそ笑んで下さい(笑)
Bさん、この度も天才的な視点で感服させて下さる素敵感想をありがとうございましたv