そんな目で「これじゃコクワの本当のサイズわからないんじゃない……?」と言わないでくれ
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すっかり羊毛フェルトのぷちな二人におされて、なかなか更新されてない1/6の二人。
ぷちは設置が楽でやめられません。いいもの作りましたわ(笑)
とはいえ。やっぱり元祖MSM DOLLの1/6の二人は制作の苦労も多く、
設置が大変&片付けも大変なぶんだけ愛着もあるわけでして。
たまには使わねばと久々に1/6の二人を引っ張り出してきました。
首や手など関節の継ぎ目はクリスタで補正。今回ちょっと丁寧です。
(枠がある写真はクリックすると別角度の写真が見れますよ)
では早速、二人のラブラブ生活をお楽しみ下さい♪
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長いこと電話していた仙道は部屋から出てくるなり荒々しくソファへ横になりました。
牧
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「どうした? 体調でも悪いのか?」 |
仙
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「別に。なんともない」
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牧
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「……コーヒーでも入れるか?」
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仙
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「いらない。炭酸水飲んでるから」
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これほど不機嫌さ丸出しの仙道は珍しいため、牧は少し笑ってしまいました。
牧
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「随分とカリカリしてるな。面倒な予定でも入ったか」 |
仙
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「……放っといて」 |
牧
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「はいはい。お邪魔しました」 |
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─── 数時間後 ───
牧
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「そろそろ小腹減ったろ。一緒に食おうぜ。」 |
仙
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「それ何?」
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牧
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「いただきもののコクワ。冷やしておいたんだ」
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仙
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「コクワ……名前は聞いたことがあるよーなないよーな」
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![](img2/head_71/20201010_04.jpg)
牧
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「俺も食うのは初めてだ。別名はサルナシ。マタタビ科マタタビ属だそうだ」 |
仙
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「マタタビ系なら猫が食うもんじゃねーの?」
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牧
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「熊の好物らしいぞ。だから熊が食いに来る前に収穫して追熟させるんだと」
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仙
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「てことは、山ん中で自生してたりもするんだ。へえー」
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![](img2/head_71/20201010_05.jpg)
牧
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「……おお、ホントだ」 |
仙
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「わ。キウイじゃん! まんま巨大キウイだよ!」
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牧
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「ミニキウイやベビーキウイとも呼ばれてると聞いたが、本当にキウイみたいだ」 |
仙
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「なんでミニとかベビーってつくんだろ。こんなデカイのに」 |
牧
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「さあ……。熊からみたら小さいからとか?」 |
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カットし終えて指先が果汁で濡れている牧へ仙道がティッシュを差し出します。
仙
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「毛が生えてない新種のキウイって言われたら信じちゃうよね」
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牧
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「うん。あ、サンキュ。コクワは皮ごと食えるらしいから、皮も食ってみよう」
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仙
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「皮ごとなら手づかみのほうが食べやすいかも」 |
牧
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「そうかもな。……どうだ? 美味いか?」
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仙
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「美味い。キウイの少し味を濃くした感じ。皮もトマトの皮より薄いくらいでいける」 |
牧
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「お前キウイけっこう好きだろ。冷蔵庫にもまだあるからいっぱい食え」 |
仙
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「うん。牧さんも早く食べなよ。手づかみでかぶりついたらいーよ」 |
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仙
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「でっかいから食べごたえあっていいね〜。気に入ったよ」
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牧
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「秋になるとスーパーでもたまに売ってるらしいから、来年は買ってみよう」 |
仙
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「あ。思い出した。なんで名前聞いたことがあんのか。ドリカムの歌だ」 |
牧
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「そんなのあったか?」 |
仙
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「♪一緒に行こぉ〜よ〜 コクワ〜の実〜 まーた採〜ってねぇ〜」 |
牧
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「あー、あったな。随分と昔の……朝ドラの主題歌だったよな」 |
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仙
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「ね、牧さん。クッションちょーだい?」 |
牧
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「ん? ほら」 |
仙
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「どーも。んで、もっとそっち座って」 |
牧
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「なんだよ。何かしたいのか?」 |
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仙道はニッコリ笑うと、ゴロリと横になりました。
牧
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「……足、はみ出てんぞ。そんなんじゃ楽じゃないだろ。俺の足も硬いし」 |
仙
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「下っ腹のあたりだから硬さちょうどいーよ。俺の足はへーき」 |
牧
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「コクワじゃ機嫌なおらなかったか」 |
仙
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「逆。機嫌よくなったから甘えてんの」 |
牧
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「さいですか」 |
仙
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「さいざーます。ね、こないだ録画した映画観ようよ」 |
牧 |
「今から?」 |
仙 |
「明日休みなんだし、夜ふかししたっていーじゃん。コクワもまだまだあるし」 |
牧 |
「はいはい。ワガママ王子の仰せのままに」 |
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秋の夜長はカウチポテトならぬカウチコクワでした。 王子と従者は今宵どんな映画をチョイスしたのでしょうね(*^-^*)
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コクワは日高旅行の途中で寄った道の駅で売ってたので買ってみたのでした。
大きさはさくらんぼを少し縦長にした感じ。小粒のキウイといった感じで可愛いです。
ミニキウイ・ベビーキウイとも呼ばれるように、味もそのものでした。
通年で売ってたらお菓子の飾りに重宝しそうだなーなんて。
今回の初お披露目小物は透明の皿・コップ・ペットボトルです。
全部プラスチック製ですがガラス食器に見えてうっとり……v 透明大好きv
ペットボトルはアジア雑貨屋で購入。マグネットがついていたけど切りはなしました。
なかなか1/6に合うサイズの飲み物小物って売ってないので発見した時大喜びしちゃった。
セラミック風の包丁はけっこう前に紙で作った自作。ニス塗ってあるのでまあまあ丈夫。
そうそう、ガラス風のコップは目薬のキャップ。水入ってるコップに見えるよね!(笑)
最近はあまりガチャやリーメントの食玩を買ってなかったりします。
というのもガチャはサイズが1/8や1/10くらいの小さいものが増えてしまい、
リーメントは一箱が700円もするようになってしまったからです。
中身が何か見えない・選べないのに700円も博打はできないよ〜。
いやはやすっかりお高くなってしまわれて手が出せませんわ。トホホ。
ますます、欲しいものは作るしかない&あるもので遊ぶしか、という感じです。
そんなわけで今回はありもので遊びましたけども。でも十分楽しかったので、
また1/6で遊びたくなりました。面倒くさがらずにもっと出そう(笑)
あと服……。実はすっごい立派な冬コートを一着だけ購入してあるんですよ。
だからそれに合うインナーを作らねばなんだけど……うーんうーん。←裁縫苦手(笑)
今回も楽しんでいただけましたでしょうか♪ 気軽に感想や
簡易コメポチをいただけると作業の原動力になります。ぜひ宜しくでーすv(*^v^*)
オマケ。ぷちの二人にも小さめのコクワをふるまいました。
仙
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「コクワの方が皮ごと食べれるから楽だよね」 |
牧
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「ぷちトマトの皮みたいでいいよな」 |
仙
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「コクワを巨大化してキウイサイズにしたら儲かるかな?」 |
牧
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「でも大きくしたら実を守るために皮も厚くなりそうじゃないか?」 |
仙
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「それじゃ意味ない〜。チェ、いいアイデアだと思ったのにー」 |
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