そんな目で「作りたい気分にムラがあり過ぎなんじゃない……?」と言わないでくれ


今回はパッと見はそれほど新作なく見えますが、実は沢山です。
皆様からの感想や更新待ってましたのお声が嬉しくて、もりもり作成しちゃいました(笑)

首や関節の継ぎ目などはフォトショで補正。今回ちょっと丁寧です。
では早速、二人のラブラブ生活をお楽しみ下さい♪
枠線がついている写真はクリックすると別角度の写真が見れますよん。


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購入したTVが届いたので、二人で居間へ運び設置しました。


「TVでかいな〜。40型と49型でこんなに違うもんか……」
「電気屋で見るのと家に置くのとじゃ感覚全然違うね〜」
「TVボードギリギリに収まってる感じだ」
「もしこれ以上大きいのを買うとなったら、TV台も買い換えないとかもね」
「いっそ壁掛け式って手もあるがな」


配線を再度確認した仙道は牧にTVの電源を入れてと頼みました。

「うわ〜こんなに近くてもすげー綺麗。鮮やかくっきりはっきり、細部まで観え過ぎだよ〜」
「鮮やか過ぎて飛び出してきそうだ……慣れんな」
「こうなってくると観る番組厳選しないといけないよね。観たくないものドアップとか、慣れるまでキツそう」
「まったくだ」



「あ、フレディ。まだ上映してるのか。随分とロングランヒットだ」
「確か賞もとったんだよ。早めに行っといて良かったね〜」
「あぁ。面白かったが、ここまで人気出るとは予想してなかったよ」
「4Kのせいか野郎の顔面アップはちょっとキツイね。映画館はTVより解像度低いから気にならなかったけど」



「そうそうお前レベルでアップに耐えられる人間などいないってのに。4Kや8Kなんて必要ない気がするなぁ」
「出ました、牧さんの“仙道君の顔褒めすぎ案件”〜」




「バカ、俺はお前を褒める話をしたんじゃない。お前ほど整った人間などそういないんだぞ? 俳優や芸能人だって益々美容に励まざるを得なくなるだろう。TVに映るのが仕事の一部ならば美容もある程度必要だろうが、そうではない一般人のコンプレックスまでこれ以上煽ってどうするって話だ。4Kだ8Kだと粗探し出来ちまうほどクッキリさせる必要なんてねえだろよ。風景や美術芸術だって8Kにしなくたって、地デジの今の段階で必要十分……」


牧は凝視されていることに気付き、話すのをやめて嫌そうに首をひねります。

「……なんだ?」
「んー? あんた本当に俺の顔が好きなんだなーと思って」
「そういう話じゃねぇってんだろ。俺の好みの話じゃなくて、お前ほど顔もスタイルも完成されてないのが世界の大多数だってこと! シミシワたるみ体毛毛穴全部あるのが自然なのに、過ぎた高解像度で不安を煽るせいで、美容業界にまた踊らされたり、いらぬ劣等感を持たされる層が増えるって話だ」
「俺もシミ・シワ・毛穴とかあるよね?」
「お前はそれすらも魅力になっている、稀有な存在なんだよ。絶滅危惧種……いや、珍獣? なあ、俺の話理解出来てるか?」
「……まぁ、煽りやすくはなるよね。普通こんなにアップになる距離まで近づいたら、ぼやけて見えるのにさ。こんなにクッキリってのはホントはおかしーもん。自然じゃないよね」
「だろ? それにだな、俺は常々磨くべきは外見4割、内面6割と思ってる。精神の有り様や筋肉や内臓の健康を、」



別角度からの写真が見れますよん。
牧の話の途中で仙道は
「あ、そうだ。ごめん、ちょっと」と
席を外してしまいました。



一人残された牧は、がっくりと項垂れてしまいました。



牧の頬の赤みが落ち着いた頃、仙道が戻ってきました。

「これ。少し早いけど、バレンタインチョコ。14日は牧さん出張だから、先に渡しておくね」
「ありがとう。俺からは14日過ぎるが待ってくれ。週末にマスターに習う予定なんだ」
「今年も手作り貰えるなんて、楽しみだ〜。でも大変だったら作らなくていいよ? 俺は買ってるんだし」
「まあ続くかはわからんが、今は作るのが楽しいからいいんだ」


別の角度からとった写真が見れますよん。
「チョコ作ってくれるから言うんじゃねーけど、牧さん大好き〜」(ギュッ)
「まだ渡してもいなけりゃ作ってもいないのに、そんなに喜ぶな。失敗するかもしれねぇぞ?」
「失敗してもいいよ! あ〜……ホントにスゲー牧さんのこと好きなのに、わかってんのかなぁ」
「わかってるよ」
「本当〜?」
「とっくの昔に知ってるよ。あ、そうだ。外面もだが、俺は昔からお前の中身の方が好きだぞ」
「え〜、俺の中身ぃ? ……どんなとこ?」
「飄々と格好つけながら案外アホなこと考えてたり、世間ズレして捻くれた奴と思わせといて実は存外素直で熱血ストレートな奴だとか。全部ひっくるめて俺には理解しがたい思考回路とかかな」



「ぜ……ぜんっぜん、ちっとも好かれてる気がしねえ〜〜!!」
「なんでだよ。いいところだけじゃなく妙なとこも好かれるなんて最高じゃねぇか」
「そうかな…………って、また乗せられる〜、ホントあんたヒデー人だ!」



「まあまあ。そんな顔するな、美形が台無しだぞ」
「やっぱ俺って顔だけ……って、まあいいや。コーヒー入れるからさ、一緒にチョコ食べよ?」
「これは出張から帰ってきてから食べたい。今は他の菓子でお茶しようぜ」
「いいけど、他にコーヒーに合いそうなオヤツなんて家にあった?」
「ない。お前がコーヒー入れるって言ったんだから、お前が合う菓子を買いに行けよ。
 俺は紅茶が飲みたいから、紅茶を入れる」
「なんか意地悪っぽい言い回し〜」



「もしお前が紅茶でもいいなら。用意しておいた紅茶に合う菓子を出してやるが?」
「!! 俺も紅茶で!! なになに、用意してたってどんなお菓子?」
「ウィークエンドシトロン」
「週末のシトロン……週末の柑橘系清涼飲料水?」
「フランスの伝統菓子で“週末を一緒に過ごす大切な人と食べるお菓子”なんだそうだ。
 お前と食べようと思って買っておいたんだ」








新しい大型家電というのはわくわくするものですよね。
でも二人は新しいTVそっちのけでラブラブ。幸せそうでなによりです(*^v^*)


クリックすると大きい写真が見れますよん。

* end *


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牧だってしっかり仙道のことが大好きなんですよ〜、という回でした。(違)
内面が好きだと伝えてるといっても、あんな言い方では理解してもらえるかは怪しいですね(笑)
今回ラストはわざと人物なしにしてみました。たまにはいいでしょv

ウィークエンドシトロンとナイフは梅園作。ナイフはけっこう前に作った物。
ケーキは石膏粘土で作ったので、表面の白い砂糖液(グラス・オ・シトロン)はこれが精一杯;
もっと本物っぽく作るには、やっぱり液体粘土買わないとダメですわ。トホホ。
写真をクリックすると拡大して見れます。カットしたケーキのサイズで8mm×10mm。
紅茶はリーメントのコップに、昔ガチャでゲットしたクリアねんどを入れたもの。
色味が薄いのでレモンティーだとでも思って下さいな。

あ。テーブルがテカっているのは、ニスを重ね塗りしたから。でもテカテカし過ぎて
ダンナに笑われたので、人物入れて撮影する前につや消しニスをスプレーしたのでした。
もう一回、お菓子類並べて写真撮り直せば良かったのだけど、片付けちゃったから面倒で(笑)

ケーキ以外の新作は、クッションと二人が着てるセーターとチノパン。
そしてTV! TVは2011年に作って以来。今回は買い換えたことにしましたが、
ご覧の通りめっちゃ梅園製品です(笑) や、毎度私が贈っても変なんで(爆)

今回のTVは作りを前回とガラリと変えて、パカっと開くタイプ。
だから中に入れる絵柄を取り替えやすいんですよ〜♪
少々重みもあるので安定感もバッチリ。自分としてはなかなか上手くいった気分。
あ、写真で画面が明るく見えるのは、私のフォトショ加工です(笑)
むぅ。今、気付いてしまいました。わざわざチラシとか切り取って画面にしなくても、
写真加工をする時にデータ画像をはめ込めば、画面かえ放題……;
いやいやいや、こういうのはわざわざやるからいいんですよ。なはははは;

そうそう。わざわざと言えば。二人の表情をどうしても変えたい時は写真加工でいじってましたが。
今回、笑顔の牧ヘッドを作成!! 奇跡的に同じくらいのサイズで作れました〜v
元の顔も少し口元笑ってますが、新しいヘッドは白い歯を見せつつ目元も笑ってます。
髪の毛は初めて、百均のカラー樹脂粘土を使用。とても便利で良いけれど、
乾くとかなり縮むんですね。もっと前髪長く作ってたのに、さっぱりしちゃった(笑)
今後、笑顔の時はこの新しいヘッドを使っていきますのでヨロシクねv

……えーと。まさか気付いた方はいないと思いますが。
実は、一緒にチョコ食べようと言っている仙道ヘッドも新作なんです。
でもこれ、表情が前のとあまり変わらない上に、けっこう大きいヘッドになってしまったの。
だから写真加工してサイズを縮小して、今回一枚限りの使用です。苦労したんだけどな〜。
仙道ヘッドはまた作り直します。実は笑顔牧ヘッドも一回失敗してるんですよね。
(サイトの戯言コーナー見て下さってる方はご存知かもですね)
もっとヘッド作りが上手く&早く出来るようになりたいなぁ……。

セーターは前に作ったのと同じく、百均の靴下で作成。簡単で良いです。
牧の着ているセーターの首周りはボンドを塗って布で挟むという強引さで出来てます……;
チノパンは仙道が履いているのを先に作ったら、なんだか型紙の修正部分が掴めた気がして、
すぐにもう一回やりたくなって作ったのです。そうして出来上がったのがこちら。

けっこう綺麗な腰回りに作れたと思うの。
(靴下履かせ忘れちゃってますね:笑)
足部分をちょっと細身に作りすぎてしまったのが残念。次はもう少しゆとりをもたせたいな〜。
ズボンは作業工程が多いから面倒で作るの嫌なんですが、同じのばかりも可哀想で頑張りました。
今後どんどん履かせていきまーす♪


……本当はね、コツが掴めた今、何本も作っておけば成功率上がっていくってわかっているのだけど。二着続けて作っただけで裁縫に飽きてしまってもうギブ。こんなんだから、毎度作る時にコツを忘れて下手なの作っちゃうんですよね〜;
Dollの衣類を販売されてる方々は同じものを何着も、しかも販売出来る高レベルで作っておられるので尊敬しきりですわ☆


冬場は家にいることが多い&寒くて集中しやすいので、細かい作業や苦手な裁縫も
けっこう苦もなく出来るし、作業してると体がポカポカして良いです。
逆に、夏場は作業すると汗だく&細かい作業にイライラしちゃって出来なかったり。
冬は作業に向いてて良いです、が。それでもやっぱり北海道の冬は長過ぎる〜☆

去年はあまりMSM DOLLの更新が出来なかったけれど。今年は更新増やすべく、
冬の間にまた何か作りたいです。まずは仙道ヘッドの再作成かな。
励みになりますので感想いただけるととても嬉しいです(*^▽^*)