そんな目で「台所でしか生活してないんじゃないの……?」と言わないでくれ


またキッチンですよ! もう開き直っちゃう。前回喫茶店だったから許してね。
数年前に芳海さんにいただいた食玩の中にキッチンがあったら使えるのに…というのが数点あって。
今使わないでどうする! と、使っちゃいました。Yeah♪ 芳海さーん、見てくれてますかー?
…え。キッチン作ってすぐに使えばよかったじゃないのって? ご、ごもっとも!
やー、いただいた食玩、大事に保管し過ぎて別の袋に入れてまして。だはは〜☆

さて説明はあとまわし。男夫婦(笑)の週末を覗いてやって下さいな♪
首のつぎめ他、あちこちフォトショで加工頑張りました。牧のボディが塗装ハゲハゲなもんで;
まあそんな内部事情はさておき。ではでは、どうぞ♪


☆…………☆…………☆…………☆…………☆…………☆


牧が喫茶店の一日バイトで不在の土曜日のお昼過ぎ。仙道は小腹が減ってました。


「サンドイッチだけでいーや……カップ麺追加すんのやめよ」


休日のひとりめしの用意に気が乗らず、仙道は少々元気がない様子。
パンの袋をぼんやり眺めながら、何枚食べようかと考えていたところ。突然背後に牧が現れました。


「わ! 音もなく背後立たないでよ。びっくりした〜」
「ただいまって言ったぞ? それよか水。水飲みてぇ、喉カラッカラ」
「おかえり〜。早かったね、てっきり夜中まで帰れないもんだと思ってたよ」
「俺もそのつもりだったが、奥さん(喫茶店の店主の妻)の用事が中止になって戻ってきたんだ」



「夜中まで手伝っていけと言われたが、人手が足りてるようだから帰ってきた。俺だって休みの日はゆっくりしたいしさ」
「だよね〜。牧さん先週の土曜もだったじゃん。すっかり頼りにされちゃって困るねぇ」
「まあ、慣れたからそう大変でもないがな。……お前、何か作ろうとしてたのか?」
「うん。昼食おうかなと思って。牧さんはまかない食った? 食ってないなら作るけど」



「食ってない。いいのか?」
「いーよー。ただ材料があんまりなくて……ツナ缶でペペロンチーノか、ハムでナポリタンくらいかな」
「ナポリタン食いたいな」
「OK〜。中途半端に残ってたピーマン突っ込んじゃおーっと」




「今からお湯沸かすから、少しかかるんでTVでも見て休んでたらいーよ」
「まかない食っちまったら帰りにくくなると思って帰ってきたんだが…どこかで昼飯買ってくればよかった。すまんな」
「全然。冷蔵庫整理になるからいーよ。あーでも、ソーセージくらい残ってたら良かったんだけどな〜」
「ハムで十分だ。…何か手伝おうか?」
「なにもないよ。牧さん気にし過ぎ。俺はねぇ、あんたが早く帰ってきてくれて機嫌いーんだ♪」


仙道は鼻歌を歌いながら手早く調理をすすめていきます。


「よし、お湯湧いた。パスタ一人前分、投入〜♪」
「え。お前の分は? お前だって昼食ってなかったんだろ?」
「俺は別の。それに具材がちょうど一人分だから、いーんだ」
「……ますます申し訳ない気分だ」



「牧さん、タイマー7分セットして〜」
「了解」
「皿とフォークの用意も頼んまーす」
「Yes, sir」




「うわーすげー美味そう!! お前のナポリタン、すげー好きなんだよ〜」
「はい、粉チーズもよかったらどーぞ」
「いただきますっ」
「はいどーぞ」



「ん〜〜美味いっ。なんでお前の味付けはこんなに胃袋にしみるかな。美味いよ」
「そりゃよかった。別に普通の作り方だと思うんだけどね。いや、普通より手抜きかも?」
「……なに作ってんだ?」
「卵サンド。卵使っちゃおうと思って、朝飯の時に多目に焼いておいたんだ」



「でーきた。…ん? どうしたの?」
「あのさ……ナポリタン半分とサンドイッチ一個を交換しないか?」
「いーけど、卵しか具入ってないよ?」
「いいんだ」


クリックすると牧のアップ(別名:仙道目線)が見れますよん。
「やっぱりこれも美味い。バターの香りとマヨネーズの味付けがほの甘い卵にいい具合にあってる」
「あはは。牧さんの評価聞いてると、朝の残り物で作ったサンドイッチなのに、ホテルのサンドイッチみてぇ」
「……俺、お前の作る飯が一番好きだ。味付けも。お前の飯を食えると幸せになる」
「…!!」///



「そ、そんな。や、あの。…あ、でも毎回同じ味付けにゃなんねーすよ? 計って作ってないし! 一期一会っつか」
「何を焦ってる? 味付けが毎回同じなんて無理だろ普通。店屋じゃあるまいし。そういう意味じゃないぞ?」
「そうだけどっ、わ、わかるけどっ。あんたがそんな顔して言うからさぁ、焦るっつか……照れるよ…」
「? どんな顔してるっていうんだ。あ、お前こぼしたぞ、今」


食事を終えると牧が冷蔵庫から何か持ってきました。


「美味い飯のお礼……というつもりで昨夜作ったわけではないが。これならお前も食えるだろ」
「え。もしかしてティラミス!?」
「そう。甘さは控えめにしてある。先週あいつ(喫茶店の店主)に習ったんで、作ってみた。
 マスカルポーネじゃなくクリームチーズで作れるから楽だったよ」
「食うの楽しみ〜♪ 牧さんバイトするようになってからスイーツの腕、上がったよね!」


牧はココアの缶と茶こしももってきました。


「腕が上がったかは食ってから決めてくれ。…食う直前にもう一度、純ココアを振りかけるのがミソなんだと」
「へえ〜本格的。牧さんは食わねーの?」
「俺はいらん。お前、全然ナポリタン食わねぇから、俺ばっか昼飯食い過ぎた」
「……牧さん、さっきからココアけっこう零してるよ」



「粉物の扱いはどうも難しいよな〜。零さずに扱えたためしがない」
「勝手にもらっちゃうよ。嬉しいなぁ、いっただきまーす♪」
「おう、好きなだけ食え。全部食ったっていいぞ。俺は作ってる時に味見をし過ぎて少々飽きた」
「んまーい♪ コクがあるのにくどくないし、甘さもちょうどいいよ! やばい、一気に半分ペロリかも。
 やっぱ牧さんスイーツの腕上がったって! 俺、牧さんの作るスイーツが一番好きだ〜」
「まだ三種類しか甘味なんて作れないんだが。ま、口にあってなによりだ」




最近の仙道は料理を、牧はデザートを作るのに力を入れてます。
お互い相手が喜ぶのがなによりも嬉しい原動力なのです〜(*^v^*)。


* end *


☆…………☆…………☆…………☆…………☆…………☆

あまり甘いのは得意ではない仙道が好みそうなスイーツを
牧は喫茶店のバイトの休憩時間中に店主に教えてもらっています。
それを自宅で仙道の留守中に練習して、成功したものだけ仙道に食べさせるの。
失敗したのは作ったその場で自分で食べきっていたら可愛いですよね〜v

さて今回の新作は食パンと包丁とまな板です。
樹脂粘土で作りました。一斤を切っている感じに作ったんだけど、
写真ではリーメントの袋入り食パンを使ったので出番は一枚だけ。残念。
正直、菓子パンより食パンの方が特徴が少ないので作るの難しかったです。
↓食パンと包丁は梅園作ですが、このまな板はリーメント。



包丁は四本作りました。下の厚みのあるまな板が梅園作。
包丁は写真用の光沢用紙に印刷したものを切って重ね合わせ、ニスを塗りました。
柄の部分は厚みが出るように厚紙を挟んでます。
真上から見たい方は写真をクリックすると見れますよ。
まな板は余っていたバルサ板の端キレをカッターで切って、やすりかけて塗装。
バルサ材は軽くて柔くて扱いが楽ですね。その分、割れやすいけど。

こちらは中古で買ったリーメントのパスタセット(?)。

お湯にパスタの束をひねって入れてる様子がリアルで惚れ惚れしちゃうv

左ミートソース缶とケチャップ・パスタは芳海さんからいただいたものですv

パスタが「マ・ミー」ではなく「ダ・ディー」なんですよ!(笑)
こういう遊び心大好き〜♪ 1/6のリアルな小物はいつまでも眺めちゃう♪

リーメントの小物や食玩は食べ物系がとっても多いです。
だからキッチンがあるとピタリとはまって楽しくて嬉しくてねぇ。
もともと食事をしている風景を見るのが好きというのもあって、つい写真多目になりました。

そういえば、私が欲しかったけど廃版になっていたリーメントの台所が再販予定だそうな。
もし販売されると知っていたら、わざわざこんなバカデカイキッチン作らなかったのに〜!
2,400円くらいで既製品が手に入るなんて。ぐす。や、私の作ったのはもっと材料費安いけども。

次回こそ、キッチン以外での撮影をしたいです。
ダンナに「トイレは一回だけしか遊んでないんじゃない? 次はトイレにしたら?」と言われました。
梅園がちょっとだけギクリとしたことは、知ってる人だけは知っている……;
ま、まあね。表でもトイレで遊べますよね……トイレ掃除とか。
え? トイレ掃除する仙道を見ても面白くない??  うんうん、ですよね〜(笑)

夏場は暑くて人形遊びも小物・大物作成もやる気がでませんけれども。
北海道の夏は残念なくらい短いので。また秋になったら何か作りたいです。
また気軽に感想などいただけると、更新の原動力になります。宜しくお願いしまーすv(*^v^*)