そんな目で「いい大人が本物の食べ物で遊んじゃったのね……?」と言わないでくれ


せっかく頑張って作ったキッチンですから、遊びますよ!
しかも今回はリーメントで久々にキャラクターものではない大人向けの食玩が
発売されましてね。大人買いをしたこともあって、早速ちょっとだけ使ってみました♪

台詞多目&一部首の接続をフォトショで修正入れてまーす。
枠がついている写真はクリックすると別の写真が見れます ではでは、まずはどうぞ♪


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牧がキッチンの前を通りがかると、仙道が食卓で項垂れているのを目にしました。
じっとして動かない仙道の前に牧は腰掛けて言いました。


「……全部吐いちまえば楽になれるぞ」
「……実は…盗んだのは俺……って何を言わせてんすか」
「そんな項垂れてコーヒー豆の袋を睨んでたら言うだろ。つか、乗るなよそこで」
「乗せたのあんたじゃん」
「コーヒー豆の袋とケンカでもしてんのか?」
「違いますよぅ。新しいの買って開けちまってから、まだ前に買ったのが残ってるの思い出してさぁ。
 最近ボケてんなーって凹んでたの。あーあ。新しいやつ飲むの楽しみだったのになー」


牧は立ち上がるとおもむろに吊り戸棚を開けました。


「なんだくだらねぇ。んなもん、今日は新しいのを飲めばいいだけの話だろ」
「残ってた方も二回くらいしか飲んでなかったから、たっぷり残ってんのに?」
「それがどうした。残った分は両方また冷凍庫にしまえばいいだけだ。
 …あったぞ、コーヒーミル。しかも二つも。何故だ…」



「あ、その小さい茶色の方はもらい物。洒落てるよね」
「しかしこんなに小さいんじゃ一杯分を引くのにどれだけかかるやら」
「そう言いながら新しいの使うんだ」(笑)
「使ってみないとわからんからな。……お。軽いぞこれ。なかなか良さそうだ」



「牧さんお湯沸かして〜。んで、先日買ったあのドリプサーバーで入れて〜」
「お前、何気に人使い荒いよな」
「美味しく入れんの牧さんの方が上手いじゃん。
 人使いが荒いんじゃなくて、適材適所の采配が上手いんです♪」
「人を乗せるのも上手いときた」
「さっき俺を乗せた人が言わないの」



「? さっきから何探してんだ?」
「うちで一番デカイ皿。梅園から昨日の夜にチョコレートケーキ届いてたんだ。
 せっかく美味いコーヒー入れてくれてんだから、一緒に食おうと思って」
「マジか。なんで教えてくれないんだよ」
「連絡もよこさないで午前様で帰ってきたくせに。
 それに教えてたらあんた絶対、夜中なのに躊躇なく食ったでしょ」
「……だから悪かったって。次は電話するから。俺にも食わしてくれよ」
「当然食べてもらいますとも。えーと、ここだったかな…」


冷蔵庫の野菜室から仙道はケーキを出してきました。


「はい、これでーす」
「おお!! 凄いデカイじゃないか!! アメリカンサイズってやつか?」
「FAXもきてたよ、今見る?」
「いや、後で見る。用件だけかいつまんで教えてくれ」
「いつもの牧さん賛美と明日のバレンタインに二人で食べて下さいって内容だったよ」



「東京の有名菓子店のなんだって。いただきもののお裾分けだからお返し入りませんってさ」
「お裾分けって……まるまるワンホールじゃねぇか。いいのかよ」
「いんじゃね、くれるってんだし。……え?」
「おら、皿出せ。乗せるから」


牧の顔のアップ…珍しく良い角度だったのでv
「ええ〜マジ? こんなに大きく切り分けられても…。普通のショートケーキの四個分くらいあるよね」
「最近のケーキが小さ過ぎるんだ。これくらい食えるだろ。ブラックコーヒーとチョコは合うよな〜」
「合うけど…まさかこの巨大ケーキを二人で二日で食う気?」
「おう、いけるだろ。いいよなぁ、やっぱケーキは食いごたえがなきゃ♪」



「ん。美味い。見た目より軽いな」
「うん。……けど、やっぱ俺ぁ無理すわ。牧さん俺の半分食いません?」
「少食ぶるなよ」
「そんなんじゃなくて。牧さん食わないんなら、こんだけ明日にまわす。マジ無理」
「明日の分もたっぷりあるのに? んだよ、情けねぇな。それならもらう」
「はい、どーぞ。牧さんも無理して食わないでよ。腹壊されたら困るから」


「うぷ……。もうこの甘い香りだけで胸焼けする。何か冷たいもん飲もう…」
「あ。コーヒーもうない。仙道〜、俺に牛乳くれー」
「はいはい。冷たいの? あったかいの?」
「冷たくていい。コーヒーもいいが牛乳と食うのも好きだ」



「フーッ、食ったあ〜。久々にこんなにケーキ大量に食ったよ」
「似たような台詞、クリスマスにも聞いた気がしますけどねぇ」
「チョコケーキは別だ。軽いと思ったが、流石にお前の分までは食い過ぎた」 
「もう昼飯いらないよね」
「ああ。夜も食えないかも…。あー、こんなことならデカイチョコ買うんじゃなかった」
「え」
「通販で買っておいたんだ、お前と食おうと思って。だがこんなチョコケーキをもらうとは。
 流石にチョコまでは食えん。冷凍庫に入れてあるやつ、お前に全部やるよ」

牧は「やばい〜苦しい〜」と言いながらキッチンを去りました。
それを見届けた仙道は急いで冷凍庫を開けました。


クリックすると別の角度からの写真が見れますよん♪
「「!? ……反則だろ〜…なにこれスゲェ///」


仙道の雄弁な心の声を聞きたい人はクリックどうぞ♪
 ……俺、愛されてる///」






牧はさりげなくチョコを渡したくて、無理してケーキを沢山食べたのか。
それとも単にチョコケーキが好きで食べ過ぎたのか。それは牧のみぞ知る♪ (*^-^*)
Happy Valentine’s Day !!


* end *


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年末年始に入る前にシステムキッチンをしまいましてね。一度しまってしまうと
出すのが面倒でなかなか出そうと思わない梅園さん。次は春か夏か…と思っていましたら。
何故か2月に入って「せっかく作ったシステムキッチンでどうして遊ばないの?
頑張って作ったんだからもっと遊んだらいいのに」と、理解あり過ぎるダンナのおかげで
妄想してただけだったバレンタインネタを使っての更新となりました(笑)

仙道がラストで牧が買ってるところを見たいと思ってますよね。補足しますと、
ネット通販とはいえ、どんな顔で選んでポチッったのかを見たがっているのです。
でも梅園が思うに、きっと涼しい顔で選んでいそう。それか苦笑いかなと。
続きのその夜は皆さんお好きに妄想して楽しんでもらえると嬉しいです♪

今回の新作は冒頭でも書きましたが、リーメントのぷちサンプルシリーズ「街角のレトロ喫茶店」。
どれもこれもとても精巧で、キャラクターものとコラボしていなくてとても嬉しい♪
使ったのはコーヒー用具一式とカップ&ソーサー。大人買いしたので全種類
揃っているから、残りはゆっくりこれから小出しにして使っていきたいですv
なにせキッチンにピッタリな小物ばかりなので。夢が広がります。うふふv

今回は自作の新作はない……つもりでいましたが、ありましたよ!
仙道の着ている黒のハイネックです。去年の秋ぐらいに作ったはず…。←すっかり忘却の彼方☆
あまりにピタピタなので真冬に一枚で着せるには寒々しいと思って、無理やり重ね着させたのでした。
で、仙道とバランスをとるために牧にも重ね着させて。それで、袖をシリコンゴムで
落ちてこないようにとめたのでした。重ね着させるの大変だった〜(笑)

次の更新の予定は……。ホントはレトロ喫茶店の小物を使いたいから
システムキッチンで遊びたいのだけど。流石に三回連続で同じセットで遊んだら
皆さん見飽きてしまわれるかしら。うーむ。まあのんびり考えますわ。
宜しければ感想下さるとやる気モリモリでるので嬉しいです〜v(*^人^*)