仙
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「や〜残るかと思ったけど、食えるもんすねぇ」 |
牧 |
「天麩羅も味噌汁も美味かったよ。いや〜豪華だった! ご馳走様」 |
仙 |
「はい、ご馳走様。牧さん、仕事あとどのくらいで終わりそう?」 |
牧 |
「三時間くらいかな。豪華な飯食ってパワー出たから、頑張るよ。お前は先に寝ててくれ」 |
仙 |
「うーん……なんか今日はやたら眠いから、先に寝るかも。牧さん休憩とりながら頑張ってね」 |
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─── 二時間後 ──
牧 |
「くあ〜〜〜〜……! ふぅ。
こんだけやっときゃ明日でなんとかなんだろ。 終わり終わり!」 |
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牧 |
(予定よりは早く終わったが……もう寝たかな? 廊下真っ暗だ…。) |
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牧は寝る支度をすませて寝室へ入ると、音を立てないように静かに扉を閉めました。
牧
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(……それほど遅い時間でもないのに、もう熟睡中か) |
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仙道が起きてライトをつけました。
仙 |
「電気つけて着替えたらいいのに、暗いでしょ」 |
牧
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「すまん、煩かったか」 |
仙 |
「全然。ちょうど目が覚めたとこ。仕事終わったの?」 |
牧 |
「目処はついた。あとは会社にある資料がないとできんから」 |
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牧 |
「けっこう煮詰まってたんだが、美味い飯のおかげでなんとかやりきれたよ…? どうした?」 |
仙 |
「なんか久しぶりだなーと思って」 |
牧 |
「何が? 駅弁? うなぎ?」 |
仙
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「あはは、違う違う。こういう色っぽい格好してるあんたを見るのが、さ」 |
牧 |
「アホか。着替えの途中なだけだろうが」 |
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仙道の手がパジャマの上から牧の腰をゆっくりと撫でてきます。
仙 |
「二日間ほとんど椅子に座りっぱで運動不足でしょ。腰も座り疲れたんじゃない?」 |
牧 |
「……お前、眠たいんじゃなかったのかよ」 |
仙 |
「小一時間寝たせいで、かえって目が覚めてスッキリですよ。
……牧さんは疲れちゃった?」 |
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仙道の腿に牧は片脚をのせるようにして足を組みました。
牧 |
「疲れちゃいるが頭使い過ぎて冴えてる」 |
仙 |
「おや奇遇ですね」 |
牧 |
「豪華な飯食ってこのまま寝るのに気が引ける程度には運動不足でもある」 |
仙 |
「…消化と運動不足解消のお手伝いしましょうか」 |
牧 |
「そうだな。少し動けば気持ちよく眠れそうだ」 |
仙 |
「ふふ、珍しい。悪いけど軽い運動ですます気はないよ?」 |
牧 |
「気持ちよく眠れればなんだっていい。さっさと電気消してくれ」 |
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最近萌えが足りない感じの回が続いたので、今回はたっぷりです♪
たっぷりいい汗かいて、ぐっすりおやすみなさい! (*^o^*)
* end *
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