そんな目で「食べ物で遊んじゃいけません……」と言わないでくれ


またもや引越しをしてしまい、今年はドール遊びは夏になるかねぇと思っていたところ。
親友きくぞうからバレンタインにとんでもないブツをいただきました☆
これはもちろん私へというよりはドールの牧と仙道へのプレゼント。
色々と説明したいですが、とりあえず早速やっちゃうじぇーYeah!
いつもよりかなり写真多目&大き目ですが宜しくデス!

☆…………☆…………☆…………☆…………☆…………☆

※枠線がついた写真はクリックすると違う写真が見れます♪

休みの日、がらんとした部屋の中で。

「…なんで家の家具を全部もってかれたんだ?」
「大きな物が届くかららしいけど…」
「それにしたってなぁ……」
「うん…。でもこの家にいたら、何でもありだから、俺はもう慣れちゃったよ」
「まぁそうだが…」



戸惑っていると、どやどやと宅配業者がやってきて、あっという間に部屋は大きな荷物に占領されました。


「なんだこりゃ!?」
「手紙には『きくぞうさんからのバレンタインを転送します』って書かれてる。手紙の主は」
「梅園だろ…。おいおい、マジか? これが全部チョコレートだなんて…」
「スゲー重たいから、中身入ってそうだよ」
「……まさかこれを俺達に、」
「……そのまさかじゃねぇ?」
とりあえず二人は大きな箱を開けて中を確認してみました。


「説明書もあるし」
「やるしかない、のか?」
「くれたのがきくぞうさんだしねぇ」
「飾りまでこんなに用意されちゃぁなぁ」
「牧さん、面倒くさそうな口調のわりに、顔、笑ってるよ」
「その言葉、そっくりお前に返すぜ」


まずは比較的軽い、チョコウエハースを袋から全て取り出しはじめました。


「厚みの割には軽いね」
「おい、振り回すなよ! ぶつかってウエハースが割れるだろ」
「牧さんったら自分の心配よりウエハースの心配してる」(笑)



ウエハースの壁ができました。
次はチョコの壁を付けるようです。

「チョコの壁は重たい……」
「どう? くっつきそう?」
「あぁ。チョコペンでこんなに早くくっつくものなんだなぁ」
「不思議だね〜」
「少量なのにな」
楽しそうな牧です♪

両側のチョコの壁を貼り付け終わりました。
いよいよ屋根にとりかかります。

「でっけぇ板チョコ!!」
「こんだけデカイと笑っちまうね」
「笑うしかねぇ」
「うわ〜、部屋中すっごいチョコの香りでむせそう」
「香りで鼻血でても不思議じゃないぞ」
「バレンタインっつーより、日曜大工? なんか俺、この巨大チョコペン使うの楽しくなってきた」
「俺も、なんかおとぎ話の世界を作ってるみたいで…楽しいかな」



ようやく煙突をつけるとこまで進みました。

「ん〜、もうちょっと下かな」
「ここら辺か?」
「あ、いいね。うん。そこにしましょーか」
「よし……ついたぞ」
「おお〜! 家らしくなりましたねぇ! こっからサンタさんが」
「入れない。屋根に穴ないんだから」
「否定するとこ、そこなんだ」(笑)

「あ〜疲れた〜。チョコの屋根の重さにはまいったよ」
「それとチョコ壁もでしょ。牧さん、重たいのばっかやってたもんね。お疲れ〜」
「すまんが飾りはお前がやってくれよ。俺はこういうセンスは皆無なんだ」
「俺だって可愛い飾りつけなんてやったことないよ〜。しかもこんなでっけぇ飾りでなんて」
「大丈夫、お前ならやれる! 俺はお前のセンスが大好きだぞ!」
「え〜…? ……もっかい大好きって言ってくれたら…やれる、かなぁ?」
「お前のセンスも、お前も大好きだ! だからやれ。やったらご褒美やるから」



いつにない牧からの熱烈(?)な応援を受け、仙道は家のまわりを何周もぐるぐると回っては
飾り付けを一人でせっせと頑張りきりました。

「つ、つ、疲れたあああ!! 目ぇ回る〜」
「よしよし、よく頑張ったぞ。素晴らしい出来じゃないか」
「チョコで窓枠作ってる時、何回も落ちるからイライラしてブチ切れそうだった……」
「巨大チョコベビーで窓を作るお前のセンスも技術力も凄いよ」
「手ぇべたべた…。もうやだ〜もう巨大チョコペンなんて一生ふりまわしたくねぇ〜」
「もうないから安心しろ。ほら、ケツ見えてるぞ。お前はもうゆっくり休め。
後片付けは俺がやっておくから」


牧が片付けをしてくれている間、仙道はしみじみとチョコの家を眺めています。

「…大変だったけど、二人で作ったせいか愛着が湧いちゃうなぁ」
「綺麗に飾り付けてくれたから、食うのもったいなくなるよ」
「ある飾りチョコを全部使っただけっすよ。牧さんったら褒めすぎ〜」
「犬猫とかいたら実用になりそうなサイズだよな」
「うん。でも夏場はヤバイね」(笑)




片付けを終えた牧がラッピングされた袋を差し出しました。

「ほら、ご褒美だ」
「え? 何それ? ……もしかして、」
「無理して食わんでいいからな」
「まだ俺、用意してなかったよ。ごめん、牧さん」
「いらない。こんな巨大チョコが来ると知ってたら、俺だって買ってなかったって。まぁ、無駄にすんのもなんだし。やる」
もらったチョコのアップが見れますよん♪

照れくさかったのか、牧はチョコで汚れたと着替えをしに部屋を出て行ってしまいました。

「牧さんからバレンタインらしいチョコをもらったのって初めてだ……。ヤベ、マジ嬉しいや」




甘い甘い部屋中に満ちるチョコレートの香り。
今夜はその香りに負けないほど甘い夜を過ごすことでしょうv
Happy Valentine's day !! (^-^)


* end *


☆…………☆…………☆…………☆…………☆…………☆

きくぞうとは中学の頃から友チョコ(当時はそんな名称はなかった)交換をしております。
今年はなんと、ドールで遊んでと、こんな面白い「ミルクチョコレートの家」作成キット。
店頭ディスプレイで見たことはありましたが、正直なところ面倒くさがりの私は
自分じゃ作れないじぇ〜と思っていたのです。それがまぁ(笑)
もらってみたらわくわくしちゃって、その日のうちに作り始めました(*^o^*)

作るのはけっこう苦労しました。チョコペンのチョコが手についたり、
飾りがポロリと落ちたり。それに、作成してはドールをポージングさせたりも大変。
なかでも一番大変だったのは、やっぱり飾り。
見本はあっても飾りチョコの種類が違うから参考にならなくてね。
もともとセンスがない私にはこれが精一杯。
でもあまりに頑張ったから、記念に色々な角度から撮影しちゃった。
下の写真をクリックするとチョコハウスのオマケページが見れます。


食べ物なので、極力べたべた触らないように気をつけながら作りました。
出来上がった&撮影が全部終わった頃には梅園ヘロヘロ(苦笑)
チョコレートの香りに長く触れすぎたせいか、香りで胸やけ☆
でもそんなことを吹き飛ばす達成感でした!!

終わってからダンナに「もらいものを組み立てただけだけど、これが
今年のバレンタインチョコっす」とあげましたら、大層ウケてました(笑)
もちろんこんなに大量のチョコを一人ではキケン。よって一日に
少しずつ、崩して二人で食べてます。それもまた楽しからずや♪
 たっぷり楽しませてくれて、ありがとうきくぞう〜vv

今回は以前作ったボーダーネック服の袖口を手縫いで縮めてみました。
それと、中古食玩ショップでゲットしたチョコレートBOXも。
3個入りで200円。残りの2個は来年使用します。←来年もやるよ!(笑)

久々にドールで遊んで大層面白かったです♪
そろそろ本気で服を作らないと、古布ばかりがたまっていってえらいことに☆
家ももう少し家具を新調してやりたいしな〜。
少しずつ、今年こそは形にしていきたいっす。押忍!

ではでは、次回もお楽しみに〜 (^-^)♪