そんな目で「ずいぶん狭くて無理のあるレイアウトね……」と言わないでくれ



暑くなりましたね。流石にドールとはいえ長袖を着てたままだと可哀想な季節になりました。
先月、黒Tを作っていたのですが、やはり二人とも半袖じゃないとなーと、頑張ってもう一枚作ってみました。

実は去年の夏、百均で畳を購入していたんですよ。まだ家具を作ってなかった時ね。
それを今頃ですが、やっと使う気になりました(笑) で、どうせなら畳に合う家具も何か……
というわけで、ちょっと色々やってみました。内容は相変わらずなラブラブ同性生活です。どうぞご覧下さいv


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二人が外出から戻ってくると、家具が変わっていました。

「!? なんで畳と卓袱台が!?」
「ソファやテーブルはどこいったんだ!?」
「壁の絵も変わってるぞ!」
「また勝手に家具のレイアウト変わってるし!」
「……何なんだ一体」
「……全くっすよ、もう」

二人はとりあえず、恐る恐る畳ブースに足を踏み入れます。


片づけ中の仙道がみれますよ。

FAXがきていたことに牧が気付きました。

「……どうやらこれはお前が梅園に頼んだことのようだぞ」
「え〜?? 俺、ここ最近ずっと梅園になんて連絡とってないよ?」
「しかし書いてある。これは昨夜に届いてたようだ。今日の午前中部屋の模様替え作業を行うので、二人で午前中は外出していて下さいって書いてある。…俺達はこれに気付かず偶然外出する用事があって留守にした。その時に行われていたんだな」




「お前、こないだ、『夏は畳でゴロゴロしたいよな〜』とかTVみながら言ってなかったか?」
「い、言ったけど、そんなんでまさか……」
「考えたくないが、もしそれが原因で依頼をうけたととられたとしたら……。盗聴されてると思った方がいいかもしれん」
「……あっ!! 違う。俺、先月梅園に会ってた、このTシャツの件で。そん時、確かに俺言ったかも。牧さんも畳は好きなんだよ、夏は俺も牧さんと畳でゴロゴロしてたいなーって。
多分それだ。俺がねだったってあいつは気にもとめないもん。牧さんが喜ぶと思って、勝手に俺の依頼にしたんだよ!」




「……なるほどな」
「一応、盗聴されてるわけじゃないということが判明しましたね」
「うん。しかしなぁ、だからといってこうもポンポンと物をもらっても……」
「いいじゃないっすか。牧さんからお礼のFAXをもらえりゃ十分報われてると思いますよ」
「そんなもんではいくらなんでも。
……今年はお中元でも贈るかな」
「あー。喜びますね確実に」






「こういう時は飯でもくって落ち着きましょうや」
「そうだな。たまに店屋物でもとるか。何食いたい?」
「和食がいいな。はい、電話」
「サンキュ。 ……そういえば、前もあったなこんなことが」
「あったね〜。あん時はラーメン食ったんだった」(苦笑)







暫くして店屋物が届きました。

「牧さんは三色丼っすか。夏らしくていっすね」
「おう。あ、マグロ一枚やろうか」
「わーい♪ 俺のは海老あげよっか?」
「海老はメインだろ、もらえないよ」
「んじゃ、イカとナス、どっちがいい?」



お茶はフォトショップで着色。
レジンとか持ってないので作れません☆

イカ天を食べてる牧ですv

「イカの方が好きだけど……いいのかよ」
「いーのいーの。トロロの上に置いていい?」
「うん。おお、何か一気に豪華になった」
「さ、食いましょうか。 ね。この卓袱台、前のコーヒーテーブルの脚を切ったやつだよね?」
「そうだと思う。大胆なことするよな全く」
「ホントホント。まぁこれはもともと俺らが買ったんじゃないからいいけどさ。夏が終わったらどうするんでしょうね」
「さあなぁ……」






食事も終えてまったりお茶タイムです。

「畳の良さといえば、ゴロ寝だよな」
「もちろん。あ、横になりますか?」
「ちょっとだけ、なりたい。いいか?」
「何遠慮してんすか。じゃ、卓袱台横によけちゃいましょうか」
「うん」





「あ〜やっぱり畳はいいなぁ。日本人の宝だ」
「あはは。でも足が出ちゃうね。足、痛くない?」
「別に平気だ。お前も横になったらどうだ?」
「いや〜、俺と牧さんが並ぶと狭いよ」
「……卓袱台をよけたらいけるんじゃないかな」





牧は起き上がると卓袱台を部屋の隅へ移動させて、向きを変えて横になりました。

「ほら、こうすれば二人並んでころがれる」
「ホントっすねぇ。あー……こりゃいいや」
「もう二枚くらい畳があれば広々だろうが、部屋のスペースからいったらこれが限度なんだろうな」
「そうだね〜。もっと畳敷いたら食卓テーブルの置き場もなくなっちまうもんね。たまになら卓袱台でもいいけど、足が痺れるから飯はテーブルで食うほうが楽なんだ……」
「実は俺も。正座苦手でさ」(笑)





笑っている牧に仙道が近寄ってきました。

「……どうした?」
「ソファってさ、二人一緒に転がれないのが難点だよね」
「そうだな。まぁ、ソファにはソファの良さがあるが」
「……せっかくだから畳の良さを満喫したいなーなんて」




仙道の手、牧のお尻を完全に撫でてます。いやんv
仙道は牧の腰に腕をまわしてきました。

「ねぇ、団地妻ごっこしない? 俺、米屋役やりたいんすけど 」
「それなら俺は情事を邪魔する夫の役がいい。間男をボコボコにして、畳の上でプロレス技かけたい」
「つまんないよそんなの〜。牧さんはエプロンして奥さん役してくんなきゃヤダ〜」
「本気で言ってるなら、畳ごとひっくり返してやるけど?」
「冗談ですよ、冗談。 ……でもこんな時間から昼寝はないでしょ?」
「……色のわりに畳の香りがきつい。気になってまだここでは寝る気にはなれないな」
「だよね。……じゃ、香りが気にならなくなること、しましょう」


* end *


新しい畳はしばらく青いイグサくささがありますよね。私はちょっと苦手…。
イグサの香りを忘れるほど畳の上で何をするかは、ご想像におまかせしますv


☆…………☆…………☆…………☆…………☆…………☆

半袖、二枚目の牧が着ている方は縫製を失敗して肩のあたりがひきつれてます。
布は百均の衣服を使ってるので、けっこうペラペラ。逆にプリントはステッカーを細く切った
ものなので硬くてなじんでませんが自作だしこんなもんかな。ステッカーが210円と、ちょっとかかりました。
あ。黒Tはメッチャ縫製頑張ってるし生地もいい物使っております。でもステッカーは100円(笑)

コーヒーテーブルの脚をのこぎりでちょん切って卓袱台にしたので経費0円。
あんまり好きじゃなかったけど、卓袱台にしたら気に入りました(笑)


和モダンのインテリアって私はあんまりよく知らないんですよ。かといって完全和だと
他の家具とあわなくなっちゃうし、襖作らなきゃならなくなる(笑) まぁ、夏限定の嘘っぱち和風で☆

夏になったら浴衣の牧を見たいとリクエストをいただいております。
図書館で男物の浴衣の作り方の本を探してますが、なかなか見つかりません。
本もですが、リクエストに応えられるかどうかは、夏の暑さも関係してきます。
何故なら暑い中、ただでさえ苦手な裁縫をチクチクやってる忍耐がないから。夏本番になる前に見つけたい☆
浴衣といえばあのネタ。私もやりたいのでもうちょっと資料探し頑張ってみまーす。

ではでは、また。良かったら次回もお楽しみにね〜v